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風が吹いた【麻衣~不吉な風】
冷たい風が吹いた。
水城 麻衣は友達との下校中、真夏とは思えないほどの冷たい風を頬で感じ、立ち止まった。
「麻衣?どうしたの?」
いきなり止まった麻衣の少し先で行き過ぎてしまった友達が不思議そうに振り返ってきている。「あ・・・何でもない」
何もなければいいが・・・と、友達と肩を並べ家路へと向かった。
麻衣達が帰って行ったあと、また同じ場所で風が吹いた。
悲しく泣くように。
不敵に笑うように。
冷たい、風が吹いた・・・。
文字数でここまで悩まされるとは・・・。
恐るべし文字数・・・。
最後の4行後付け勘弁。