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作者: 貝柱

「あのさ」_赤信号で車は停車した。母とは普段業務的な会話しかしていなかった。受験戦争に破れたこの日、僕自身そこまで落ち込んではいなかった。そんなことより最近付き合っていた彼女と別れたことのほうが辛かった。「あなたと付き合ってても楽しくない」窓には傘を指している女の子が水溜りで遊んでいた。「再婚しようと思ってる」_僕が男であるように母も女であった。「いいんじゃない?」父と離婚したのは僕が小学三年生のときだった。「今度紹介するから」_信号は青に変わった。母は信号が青に変わったのに気づいていなかった。「青だよ」

僕も気づいていなかった。付き合っていた彼女の前髪の変化にも。母が普段はしない白髪染めをしていたことにも。


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