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成り行きで異世界転生 〜チート能力、期限付き〜  作者: 乙坂創一
第二章『フロウザー家捜索』

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第四十七話「決断」

健翔の死亡と同時に、人々は再び体を動かせる自由を得た。


「───ッ!」

結輝は、目覚めた途端に一目散にトパーズ達を探しに広場内を駆けた。



「トパーズ! 悟!」

結輝は、転がっている生首に祈りを上げているトパーズと、地べたに倒れ込んでいる悟を発見した。

「…その生首、能力者のものか?」

「…ああ、オレが殺した。つっても、ソイツを見つけ出したんはサトルだけとなァ…」

「そうか…悪かった。役に立てなくて」

「いや、気に病むな。能力者じゃねぇお前にはどうこう出来るもんじゃなかった」

一見悪口に聞こえなくもないが、トパーズは精一杯の励ましのつもりだ。

「…とりあえず戻ろう。壊斗たちを置いてきちまったからな」

結輝は悟を背負って、



壊斗は、眠っている三人の為に、その場で帰ってくるのを待っていた。その姿は、三人の下僕を従えている王のように見え、トパーズはツボに入ってしまった。


「お前らどこ行ってた? …起きた瞬間金縛りみてぇに動けなくなった事と関係あるのか?」

壊斗は眠い目を擦りながら言った。

「能力攻撃を受けた。だけどもう大丈夫だ。既に始末したからなァ」

「…始末?」

「気にすんな。もう済んだことだ」

「いやお前…」

「───だァッ! めんどくせぇ! もう片付いた事なんだから気にしなくたって良いんだよ!」

「待てって。お前…まさか、殺し───」

「おいカイト。そろそろお前、感覚をこっちの世界に慣らしたらどうだ?」

トパーズらしくない低い声のトーンに、壊斗は少しドキッとした。

「お前は平和ボケしすぎだ。まさか殺しはダメっつうのか? 後一歩で殺されかけていたお前が」

「殺されかけたって…待てよ、意味わかんねぇぞ…?」

「何故かは知らねぇが、お前は狙われてんだよ」

「狙われてる…?」

壊斗は訳が分からず、トパーズの言葉をなぞった。


「一体誰に?」

「お前一度、変な奴に注射みてぇの打たれたことあったろ?」

「あぁ…トパーズが殺されかけた時の事だろ…?」

「今日の奴は、恐らくソイツの仲間だ。だから殺した」


起きている仲間たちは、その言葉に驚愕した。だが、仲間たちは空気を読んで、会話に口を挟むことはしなかった。


「何でそんなことがわかんだ…?」

「お前のことを"ガーネット"って呼んでたからだ」

壊斗は度肝を抜かれた様な顔になった。それもそうだ。その単語は少なからず壊斗も聞き覚えがある言葉だったからだ。


トパーズをいたぶられた怒りのせいで、朝霧修二の事自体はよく覚えていなかったかったが、ソイツが言っていた奇怪な発言はうっすら記憶にあった。


「何で俺が狙われてんだ…訳がわかんねぇ」

壊斗の額からは謎の汗が滴り落ちる。


「今わかってんのは、組織のボスがお前を殺すよう命令を下したってことだけだ」


「俺の…せいで…」

壊斗は自分のせいで周りを巻き込んでいると自負していた。


壊斗は、眠っていたエメル、昌幸、円香の三人を起こした。


「…話がある」

壊斗は、神妙な面持ちでそう呟いた。

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