表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
成り行きで異世界転生 〜チート能力、期限付き〜  作者: 乙坂創一
第二章『フロウザー家捜索』

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/113

第三十一話「襲撃」

「…なんかオレらの仲間よぉ ガキばっかだな」

 トパーズは突然、そんな事を言い出した。

「すみませんね …ガキで」

 円香はトパーズに嫌味を込めてそう言った。

「ま、円香〜 そんな喧嘩腰にならなくても…」

 昌幸は、ね?と必死に円香を宥めた。

「……先に喧嘩を売ってきたのはソイツです」

「ソイツ!? …それオレに言ってんのか?」

 折角トパーズとエメルの蟠りが無くなったと思ったら、今度はこの二人がギクシャクしている。

「まぁ な? 喧嘩すんな 折角の旅なんだから そんなんじゃ楽しくないぞ?」

 壊斗は二人の間に割って入った。

「む……わかりました すみませんでした トパーズ」

「ア゙ァン? 俺だけ呼び捨てかよッ!」

 あぁあ。また喧嘩始まっちゃった。

 ───まぁでも、こんくらいなら良いのかな…

「───死ねや」

『!?』

 壊斗の背後に潜む何者かの存在に気がついた時には、既にその人物は注射器を壊斗の首元に突き刺していた。誰もが気を抜いていた瞬間の奇襲。何というバットタイミングだ。

「───何やってんだッ!!!!」

 トパーズはその事態にいち早く対応し、おらぁぁぁぁッ!と雄叫びをあげその男を薙ぎ払った。

「アッハ〜ン!! んなのが当たる訳ねぇだろうがクソボケぇ!!!」

 男はトパーズの攻撃をふざけたながらも見事に交わした。ちゃんと対面してみると、そこに銀髪の男、褐色肌の男、爽やか目の男の三人が立ち尽くしていた。

「オメェら 三人も居たのか…? …おいバン! 大丈夫だろうな!?」

「あぁ 全然平気───」

 ───あれ。力が……

 壊斗は何故か脱力して地面に倒れ込んでしまった。倒れる際に無意識に入っていた力により、凄まじい衝撃波を生むと共に、地面に巨大な穴を作った。

「うぉッ! なんじゃこりゃッ!!!」

「うああ゙あああああぁぁぁ!!!」

 その場に居た全員が、出来たばかりの深く大きい穴の中に落下した。

「クッッッソッ!!|《弾む盾》《バウンドシールド》ッ!!!」

 トパーズはやむを得ずその場全員を助ける選択を余儀なくされた。

「んだこれ!トランポリンみてぇだな!!」

 褐色肌の男はこの状況で呑気にはしゃいでいる。

「うらああぁあああッ!!!」

 トパーズは死に物狂いで深淵の縁に手を伸ばし、ガッシリと捕むと、エメルに「掴まれッ!!」と手を伸ばした。エメルはトパーズの腕にしがみつき、円香に手を伸ばす。

「マドカちゃんッ!!」

 円香は差し伸べられた手を掴み、昌幸の手を握りしめた。

「───重ッ!!!」

 昌幸は壊斗の手を掴むものの、重さに耐えきることが困難だ。一刻も早く引き上げ無ければ、再び奈落の底に落ちる事となる。

「───らああ゙ぁああああ゙ああッ!!!」

 トパーズは渾身の力で四人を地上に引き上げた。

「お前らッ! バンを頼んだぞォ!!」

 トパーズは大声でそう叫んだ。

「……で、何一人だけ助かろうとしてんだ? クソ野郎」

 一人だけ辛うじて穴の窪みにしがみついている男が居た。

「うるせぇ!! 俺は死ぬわけにゃいかねぇんだ!!!」

銀髪の男はトパーズに怒号を浴びせる。

「もう腕限界だわ このまんまじゃ落ちちまうな 折角だから……テメェも道ずれにしてやんよ |《縄盾》《ロープシールド》」

『───グゥッ!!!』

 トパーズは男をを縄で縛り付け、奈落へ引きずり落とした。そして……トパーズもそれに続くように底へ落ちていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ