第二十五話「危機」
King Gnu奥深すぎん?元々Srv.Vinciってバンドだったらしい。「ABUKU」とか「Vinyl」とか「PPL」とか「Mad me more softly」とかKing Gnuで新たにリメイクされてる曲も多い。神。個人的には「ロウラヴ」と「都」が滅茶苦茶好きカッコよすぎ。
俺たちは東へ向かった。端まで辿り着いたら、下へ。南へ行きまた端へ。そうやってペロペロキャンディの様にグルグルと回って中心部に着いたらここにはフロウザー家は無いと言う事になる。
歩き続けていると、段々と地面がアスファルトから土に変わっていった。この世界では珍しくもない。ライヴァンだってそうだった。
壊斗たちは、建物に腰掛け体育座りをしている少女を目撃した。
「うっわ アイツきったねぇ」
その少女は汚らしくみすぼらしい見た目をしていた。
「言い方悪いけど 確かに… どうしたんだろ」
「近寄らねぇ方が吉だぜ」
「…まぁ、そうかぁ」
少女をスルーしようとする二人とは異なり、エメルは無言でその少女へ駆け寄っていった。
「何してんだアイツ!」
トパーズは急いで引き留めようとした。
だが、近寄りたくないのか途中足を止めた。
「どうしたの?」
エメルは優しくそう声かけた。
「…アナタ… ドナタですか」
「…私はエメル 貴方の名前は?」
「…言いたくない」
「えぇ!?」
「ふーん エメルね… まぁ良いです 着いてきてください」
「おい どこ行くんだよ?」
壊斗は女の子に声をかけた。
「───ッ!」
女の子はお尻の辺りに隠し置いていたナイフを手に取り、壊斗へ向けた。
「…危ねぇな」
壊斗は向けられたナイフを前にしても恐れる事をせず、冷ややかに少女の目を見た。少女はフルフルと震えている。
「…なんで動じないんです!? お馬鹿なんですか!?」
「今の俺にはナイフなんか効かねぇよ」
「ッそんな訳ないじゃないですか!」
「…試したから」
壊斗は手の平をナイフの先っぽへ押し当てた。
刃はぐにゃりと曲がった。
壊斗は力を入れ続ける。
刃はベキッと音を立て、折れた。刃は吹き飛び、地面に突き刺さった。
「ヒッ…」
「───ッ円香だけは勘弁してやってください!」
路地裏の影から少年が現れた。
その少年は、頭を深々く下げた。
「君は…?」
壊斗は少年の方を向き、そう尋ねる。
「僕たちは…ただの浮浪者です…! お金は無いです… なので殴るならせめて僕だけにして下さいッ!」
少年は胸に手を当て、そう懇願した。
「ふろう…者?」
壊斗は浮浪者の意味を知らなかった。
「…ここにいる皆は家がないんです なので一緒に暮らしてます…」
「…そっか」
「おい… そこの女 こいつにナイフ突き立てたんだぞ そんなんで済むと思ってんのかよ」
トパーズは壊斗を指さした。
「すみません…すみません…」
少年は謝ることしかしなかった。出来なかった。
「…お前らのアジトまで 案内しろよ」
「え…」
「おい…そこまでしなくても…」
壊斗はトパーズにそう話を持ちかける。
「…オレらは今ピンチなんだ 少しでも金になるもん奪わなきゃオレらが餓死するぞ」
「…」
「分かりました 案内します… ただ、大したものは無いと思いますよ」
少年は自分たちの家へ壊斗達を招いた。
"King Gnu"の中で好きな曲は「Sorrow」「bedtown」「ユーモア」「The hole」「Vinyl」「McDonald Romance」「Token Rendez-Vous」「逆夢」「一途」「千両役者」「Flash!!!」「Hitman」「Player X」「どろん」「あなたは蜃気楼」ですかね。(この前書きと後書き実は二月ぐらいに書いたやつ)




