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成り行きで異世界転生 〜チート能力、期限付き〜  作者: 乙坂創一
第二章『フロウザー家捜索』

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番外編「クザキ・カイト②」

メモの奥深くに埋まってた話を掘り起こして投稿します

高一、梅雨時。


「壊斗もう帰っちゃうの?」


「ちょっと今日予定があるから またな」


壊斗はサッカー部の友達と会話をしている。


「あ、バイバイ 壊斗」


「じゃあな〜」


すれ違いざまに帰りの挨拶をしてきた女子に手を振り返す。


「…壊斗 今日部活行かないんだ」


「うん ちょっと予定があるんだ ぶかつがんば」


「りょーかい」


「じゃあな 壊斗」


「おう」




壊斗と別れたサッカー部の友人二人… 友也と尚輝の二人だ。


「壊斗ってさ 友達多いよな〜 元中の人がこの学校に多いんかな?」


部室へと向かう途中、尚輝が友也にそう話をもちかけた。


「いや壊斗と同中は俺だけだよ」


「え!? まじ!? じゃあ何で…」


「アイツ人に好かれるタイプだからじゃね?」


「…羨まし 俺なんて友達って呼べる友達この学校にまだ居ねぇもん」


友也は俺ら親友だろと言うと尚輝は顔を赤らめた。


「でもさ 壊斗って人付き合い積極的な方じゃないのに やっぱ疑問だわ 俺最初暗い陰キャだと思ってたから 正直話してみるまで怖かったし」


「…壊斗がそうなっちまったのはきっかけがあんだよ」


尚輝は何何? と興味心身だ。


「何かは言わないよ? でもアイツ… 中二の頃事件に巻き込まれたみたいなんだよ …しかも結構ヤベェやつ」


「事件? 知ってんの?」


「俺だけ入学式の日に教えてくれたんだ」


「うっわ 気になる! 誰にも言わないから な? 教えてよ〜」


「ダメ 他のやつには絶対言うなって何回も言われたんだ それに俺そんな口軽くねぇから〜」


尚輝はえぇ〜と不満そうな顔をした。


「でな? アイツその事件から二年くらい学校来なかったんだよ 中学の卒業式の時、壊斗が久々に学校来たんだよ 『何があったんだよ』って聞いても教えてくんなくてさ 性格もまるっきり変わってて 最近やっと少し明るくなった 卒業式の日なんて俺らを避けるように式が終わった後もすぐ帰っちまったし 打ち上げあるっつったのに」


「まじか… じゃあ一緒の高校になったのは奇跡だな」


「…俺が壊斗の母さんに直接聞いたんだ どこの高校行くのかって …心配だったから」


「そうなん!? へぇ〜」


「でも壊斗って同じ奴とずっと一緒に居るってことあんま無いよな」


部活の休憩時間に話題を振り返す。


「端に友達が多いからってのもあると思うけど やっぱアイツの性格だよな」


「どういう事よ?」


「壊斗って結構飽きっぽいんだよ」


「どゆこと? 友達に飽きるってこと?」


尚輝は笑いながら言った。


「そうそう 中学ん時の壊斗が言うには『似たような日常で飽きる』ってさ 何も変わらない毎日で同じ友達とだけずっと居るってのが辛いっぽいんだ でもすれ違ったら挨拶してくれるし それに同じ友達と居たとしても新しいゲーム買った〜 とかえげつねぇグロ画像見つけた〜 とか 何か刺激がありゃ良いみたい」


「へぇ〜 結構自由人なんだな より謎だな 女子にも結構人気だし 何でなんだよ…」


「まあそうだね」


二人は互いに笑いながらそう言った。


「じゃあさ! 昔の壊斗の事教えてよ〜」


尚輝は帰り道、なんの前触れも無く壊斗の話題を上げた。


「中二までの? …めちゃくちゃ明るい奴だったよ クラスの中心人物!みたいな奴でさ 友達は多いし女にモテモテで…」


尚輝はうんうんと頷きながら話を聞き入っている。


「それに今より距離が近かったな〜 男女見境なく 本人はなんも気にしてないらしいけど …それで壊斗の事意識しちゃう女とかもいてさ よく告られてたよ 何故かアイツどんなブスでもOKしてたけど 大抵すぐ別れちまう どっちが振ったか知らんけど まぁ流石に彼女が居る時は断ってたよ 」


「でも今は彼女居ないんでしょ?」


「そう聞いてるけど」


「じゃあ新しい彼女すぐ出来ちまいそうだな〜」


「それは無いんじゃね」


「何で…?」


「…彼女の話はもう辞めよう」


「…そうだな… 俺らが虚しくなるだけだ」


「じゃ また明日」


「おう じゃーな」


二人はそれぞれの帰路についた。

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