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成り行きで異世界転生 〜チート能力、期限付き〜  作者: 乙坂創一
第二章『フロウザー家捜索』

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第二十四話「地図」

遂に今日Vaundyの新曲「HERO」公開されますね!昔からずっと楽しみにしてたのでやっと完成版聞けるの嬉しいです!

あの後、壊斗は不快感と罪悪感で一睡も出来なかった。


眠ろうとしても、アレが鮮明に蘇る。


ただ、壊斗は反省した。幾らエメルに対して殺害予告をされたとしても、腕を千切る程の事では無かったと。と言うか、何故自分があんな事をしたのか、壊斗自身よく分かっていなかった。


「んっ〜」


エメルが起きた。大きく背伸びをして。


「あ、おはよ! カイト!」


「…おはよう」


死にそうな声で、壊斗は返事をした。


「…どうしたの? 目の下凄いクマになってるよ?」


「あぁ… あんまり気にしないでくれ」


「…お前ら もう起きたのか…」


「おはよ トパーズ…」


「おはようエメラルド」


「良く眠れたか?」


壊斗は少し嫌味が籠ったような言い方をした。


「まあな 地面が少し硬かったが久しぶりにちゃんと眠れたわ… って どうしたんだよバン そのデケェクマは…」


「…昨日名前教えたろ? 壊斗って呼べって」


「バンで慣れちまったからな… 暫くは無理だ」


それが分かりずらいから本名を教えたのに…。


「一泊三人で四万円ぐらいか… 残りは…」


壊斗は財布を探し、中を開けてみると。


「───二万…!?」


「金もう無くなっちまったのか? しゃーねぇな オレがまた一稼ぎしてきて…」


「あれはもう辞めよう お前とチンピラ どっちも危ない 朝飯は…一応ここが出してくれるみたいだけど 昼と夜はケチろう このままだと今夜は野宿する事になるな…」


『野宿…』


壊斗やエメル、トパーズは野宿なんて生まれてこの方一度もした事が無い為、不安でいっぱいだった。


「そういえば昨日の夜よぉ お前大声出してどっか行ったよな?」


「あ、あれやっぱりカイトだったんだ」


壊斗は口に手を当てた。


「おいおい どうしたんだよ!」


「悪い ちょっと気分が悪…」


壊斗はしっかりと消化され、空になった胃からでも、何かが出そうな気分だった。


壊斗は昨日の夜に起きた事を、多少濁しながら話した。


「じょういさんかいってのに襲われた!? …聞いた事ねぇな」


「大丈夫だったの? どこか怪我とかしてない?」


「大丈夫…あ、」


壊斗は本来曲がる事の無い方向に曲がっている指を思い出した。


「指が折れてる 昨日応急処置したんだけどすっかり忘れてた」


昨日、寝る前に指に布を縛り付けておいた。


エメルは壊斗の指を治療した。


「ありがと」


「大丈夫だよ」


「そうだ 二人に聞きたい事があるんだけど」


二人は何?と壊斗に尋ねた。


「昨日二人を起こそうとしたんだよ でもどんなに呼びかけても起きなくて… 何かあったんじゃないかって…心配で…」


「呼びかけなんてされてねぇけど?」


「私も聞こえなかった…」


「耳元で大声を出したんだよ! 聞こえないはずないんだ…」


「な訳無いな オレは少しの物音でも起きちまうんだ」


本当にわからない。頭がこんがらがる。もうこの事を考えるのはよそう。俺の大したことない頭で考えるだけ無駄だ。


「いや、やっぱ何でもねぇ 悪いな」


二人は頭にハテナを浮かべた。


「…とりあえず下に降りよう 腹減った」


三人は朝食を済ませ、旅館からチェックアウトした。


「まずさ 地図見ようぜ ここまで適当に歩いてきたけどよ こっからどこに向かえば良いのか分からん」


壊斗らは年老いた爺さんに尋ねると、ジャーバル全体が載っている地図は、掲示板の様にそこら辺に幾つかあるという事を教えてもらった。


三人は、現在地から一番近い掲示板に向かった。


「お、やっぱあるじゃん」


「何だよトパーズ 信じてなかったのか?」


「だってあのジジィボケてそうだったし」


「しっかしお前口悪いよなぁ 王族なんじゃないのかよ…」


「仕方ねぇだろ 父さ… ダイヤモンドに対する口の利き方しか教わってねぇし 他のやつに対する口の利き方は兄さんに教わったんだ」


その兄さんは誰に教わったんだ…


「この赤い点が現在地か」


「丁度ジャーバルの真ん中辺りに居るみたいだね」


「じゃ、端に行ってグルグル回ってけばまたいつかこの場所に着くって訳か」


「めっちゃ遠そう…」


「…ん? 何でここだけ黒く塗りつぶされてんだ?」


地図の右上の一部分が、真っ黒に塗りつぶされていた。


「さぁ?」


「ま、どうせそこ通る事になるだろうし今は考えんの辞めようぜ?」


「でも行き止まりだったらどうしよう…」


「そん時はそこを避けて通れば良いだろ じゃ ちゃっちゃとジャーバル探索し尽くしてエマルカとかいう所に行こうぜ!」


トパーズは自分の拳を殴り合わせた。


「見つからない前提かよ…」


「でよ もしここ探してもフロウザー家が見つからなかったら… もうここに暮らす」


トパーズは何か諦めたような表情をした。


「そうだな… 追っ手が来ねぇなら敵視する必要も無さそうだし」


三人はジャーバルの端を目指し、歩き続けた。

今回から一話一話を短めにしていきたいと思います。多分ですけど、一話を長くしてその代わりに投稿ペースが落ちるより、一話を短くして沢山投稿する方が多くの人に見られると思ったんです。

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