第十三話「イカダヅクリ」
おいおい王様ランキングKing Gnuの次にVaundy使うのエグイな!
もともと主題歌がKing Gnuだったから見始めたけど予想外に面白くてビックリ
しかもVaundyは今俺が一番大好きなアーティストだしそれに負けないくらいKing Gnuも好きだし俺得すぎる
ちなみにVaundyさんの中で一番好きな曲は「花占い」です!
King Gnuさんの中では「sorrow」がオススメです!
『おお!』
程よく木々が生い茂り、川が流れ、人目につかない。バレずに筏を作るには完璧な場所を見つける事に成功した。
「おし! まずは木を切るぞ!」
筏を作るのに木が太すぎるのはNGだ。丁度良い細さ。かといって細すぎてもいけない。
「ふっ! ふっ!」
トパーズは木に向かってリズミカルに斧を振り下ろす。
力仕事はトパーズの役目。切った木をロープで縛ったり等の細かい作業はエメルが行う。壊斗は指示をするだけ。それ以外何も出来ない。したくても───。
「手伝えなくてほんとごめんな二人とも 俺のクソ能力のせいで…」
「良いって でもその代わり仮は返してもらうぜ? 戦闘要員としてよ───」
「それは任せとけ」
試しに出来た試作品第一号を川に浮かべた。ボートに試し乗りするのもトパーズの係。
試作品第一号はトパーズの重さに耐えきれず、一瞬にして沈んだ。
「…まぁ 一個目だしそんなもんだよな…」
試行錯誤。トライアンドエラーの繰り返し。何度も何度も同じ作業を行い続け、改良を重ねる。
「バランスが悪いのか…?」
そう思い、木の上下を切りそろえた。
また浮かばす。だがまた沈んだ。
「何がダメなんだ…? 浮力か…? 浮力が足りないのか…?」
「浮力ぅ?」
「水に浮かぶ素材が必要だ」
「…ならオレの盾で十分だろ いかだってやつの下に括りつけときゃいいんだ」
「トパーズの盾ってさ… リスクとかって無いよな? 例えば持続が出来ないとか」
「リスク…ねぇ…」
トパーズは考え込む。
「…強いて言やぁ 盾を出した状態で眠ると勝手に消えちまうって点だな まぁ寝ずに起き続けりゃいいだけの話だけどな」
「…それはキツイだろ 俺なんて一日寝なかっただけで吐き気が止まらなかったぞ」
「私が… トパーズを回復させれば大丈夫だと…」
エメルが話に割って入った。
「どういうこと?」
「要はエメラルドの能力で疲労と眠気を消しゃ寝ずに済むって事だ」
トパーズが横槍を入れてきた。
「…いや、やっぱり辞めよう」
「何でだ?」
「まずエメルに聞きたいことがある」
「なぁに?」
「お前の能力ってさ… 例えばトパーズを回復させて眠気を飛ばせても それってどんくらい持続できるんだ?」
「う〜ん… 一回の回復で熟睡後位回復するから… 丸一日は大丈夫だと思うけど…」
「そうか…」
「な? 実はオレこの国に着くまで三日間ぐらいぶっ通しで走り続けたんだ でもエメラルドに腕を治して貰った時に一緒に疲労と眠気も治ったんだ おかげで今もピンピンしてる …オレのことは気にしなくていいから それで決まりだ」
「ちょっと待って 例え体を回復させられたとしても 気持ちの面が心配だ それにトパーズの盾って浮かばし続ける事なんて出来るのか? もしそんな事が出来るなら筏なんか作んないで盾自体に乗れば良い事になるけど」
「…」
まさか試したことがないのか。
「今やってみりゃいい 見てろ 空中に設置することは出来んだ 浮かばし続ける事なんて朝飯前───」
盾を出現させ素材を変換、アラジンの絨毯の様な素材に変え、トパーズはそれにひょいっと乗っかった。
───五秒。魔法の絨毯がトパーズを支えて浮き続けた秒数だ。
トパーズは絨毯の落下と同時に地面に尻もちをついた。
「痛って!」
「… ダメじゃん」
「…クソッ! もう一回だ! オレは諦めねぇ!」
何度同じことを言い続けたのだろうか。耐えられる秒数は一向に伸びず、どんどん短くなっていくだけであった。
「───…」
トパーズの開いた口が塞がることは無かった。
「…おかしい そんな訳…」
「諦めろって その場に浮かばせた状態でキープさせるのも難しいのにそれを移動させるなんてもってのほかじゃないか 何か浮かぶもん買いに行きゃ良いだろ …二度手間だけど」
「悪かったな オレの能力がクソ雑魚でよ」
何気ない壊斗の一言がトパーズには嫌味に聞こえてしまったようだ。
「───私が買いに行くよ 今のところ全然役に立ってないし…」
「おう よろしくな〜」
「…俺も行くよ エメル一人じゃ危ないし」
「んじゃ オレ待ってるから〜」
「浮力になるもの… 水に浮かぶもの… 何だろう…」
壊斗は知恵を絞る。
「…やった カイトと二人きりだ」
小声でエメルがそう呟いた。
「なんか言った?」
「…ううん 何でもないよ」
「気になるじゃん 教えろよ〜」
「…気楽だなぁって トパーズが居るとどうしても疲れちゃうから…」
「…」
沈黙が続いた。
「…でもさ 腐っても兄妹じゃん? いつかトパーズと二人きりで腹を割って話した方がいいよ 例えそれが辛くたって 家族なんだから 俺だったらそこを有耶無耶にしてこの状態がずっと続く方が辛いかな」
「…うん」
「…ごめん 知った風な事言って 二人の中で何があったのかも詳しく知らないのに」
「うん 大丈夫 私もいつかはちゃんと話さなきゃって思ってるよ」
「…よし! 行こう! 宛ならあるんだ」
「…やっと帰ってきたか」
「遅なって悪かった ほら」
買えるだけ買ってきたペットボトルをトパーズに見せつけた。この世界だとペットボトルは水を飲む為のものじゃなく、楽器に分類されていた。通りで探しても全然見つからなかった訳だ。
…軽いものなので壊斗でも壊さずに持つことが出来た。
「オレの方も大成功だ 天才的アイディアで遂に完成した」
そこには魔改造。ではなく改良された筏…ボートがあった。
「これでバランスを崩して海に落ちる心配もねぇし寄っかかることも出来る」
「良かった 結構ペットボトル買ってきといて」
「後広さも少し広げといたぜ 三人は確実に乗れる 食料も積めるしな」
「なら試しにペットボトルを縛り付けて乗ってみようか」
『おぉっ!』
そのボートは三人を乗せても沈むことは無く、水がボート内に入ってくることも無かった。川の流れに沿ってスイスイと進んで行った。無論、大成功だ。
「すっげぇっ! 乗ってる! オレら乗ってるぞっ!」
「楽しい!」
「よっしゃ! 海を渡る筏、いや、ボートの…」
『完成!』
三人は笑顔でハイタッチをかわした。
「あ、ボートを漕ぐためのオール作り忘れた」
「じゃあ作るか!」
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