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7/9

一人の時間も好きなんです。‥‥‥けどねぇ。

人狼には詳しくないのであしからず。

‥‥‥なんで書いたんだよ。

「ふう、」

時計は10時を過ぎたくらい。

アニメが始まるまでだいぶ時間があるな。


読み終わった本を定位置に戻す。


ここ数日、色々あったから読み終えるのに時間がかかった。

一人じゃないと、読みにくいし。


コンコン、とドアのならす音。

「雫、一緒にゲームしよー」

「‥‥‥ごめん、今忙しい」

「ナチュラルに嘘を吐くのは酷くないかな」

現に手元には何もない、この言い訳ははじめでも通じないか。

「なんか、酷いことを言われた気がした」

エスパーかおのれは。


「摩耶さん達来てるのに失礼とは思わないの~?」

「ちょっと一人になりたかっただけ。‥‥‥了解、すぐ降りるよ」

「待ってるよ~」

「そもそも何をするんだよ」

「人狼」


ルール説明はすでに終えているようで、部屋から出て、皆が集まっている所に行ったときには準備完了といった感じた。

はじめは何をもってして僕が人狼のルールを知っていると思ったのか。

知ってるけど。

計8人。

村人2、占い師1、霊媒師1、騎士1、狂人1、人狼2。

なお、やったことはない。

実況とかを見たことがあるだけです。

はじめは自分も参加したいのか、ゲームマスターはAIに任せられるアプリを使ってやがる。

ボードゲーム版持ってるだろ、お前。



「進行はちゃんと進められる俺がやろうかな。どうする?占い出とく?」

「初ターンに出たら流石に噛まれるのでは‥‥‥」

はじめが進行したら早く進みすぎる気はするんだけどね。

「占い師、摩耶白」

「えっと、私が占い師です。はじめさんが白です」

僕と桃花が占い師CO(カミングアウト)

つまりはどっちかがニセ物。


「えっ?ヒントが無さすぎるんですけど‥‥‥」

「最初はそんな感じ」

「うー、難しい‥‥‥」

「最初はしょうがない、適当に。役職持ってたら狙われたあと言ってもらえば良いよ~」

他の人に合わせるという考えを持ち合わせているはじめを見たのは初めてだ。


と、言うわけで投票。

にとりに4票、真依さんに2票、飛鳥に2票。

すまんなにとり、一番バカっぽいから、お前にいれた。

何も言わなかったし、恐らく村人なんでしょうね。



夜の時間が終わって2日目。

犠牲は飛鳥。


「こんなにすぐ減るんだ‥‥‥」

「まあ、そういうゲームだから」

はじめよ、初心者に高難易度ゲームやらせるなよ。

今言ったところでなんだけどさ。

「それじゃあ、占い結果。喰われたけど飛鳥、白」

「えっと、真依さん、黒、です」

おっと黒判定ここでか。

2人いるから1人は当たってもおかしくないけどさ。


「それじゃあ霊媒師に出て欲しいんだけど、それ俺なんだよね」

結果大体わかるけども。

「にとりちゃんは白」

「じゃあ、一人は減ってるのか」

「まあ、初日に人狼を処刑できる方がすごいから」


「流石に今日は黒判定出てるし、仕方ないかな」

「流石に対抗は無いかな」


処刑は真依さん。

夜の襲撃は桃花。

残りは、僕、摩耶、はじめ、光(そう呼べと懇願された)。


「ニセ物確定申告喰らいました」

「雫おつ」

「うるさい」

まあ、人狼側陣営なのは当たりなのですが。


「じゃあ、真依は‥‥‥」

「勿論黒~」

後は、他に人狼陣営がいるか、どうか。

「私騎士だったんだけど、1回も成功しなかった‥‥‥」

「私は村人だから会話に参加することくらいしかやることなかったよ‥‥‥」

「よし、私達は仲間だ」

「仕方ないけど、雫を倒すことにするよ」

「一応、人狼だとは言われてないけどね」

「流石に勝ち確」

とりあえず人狼なのは間違いないのですが。

狂人はどこ行った?

「とりあえずはじめ、お前は許さん」

「勝ちは勝ち」

はいはい、負けは負けですよ。


投票()2()()()()2()

同票は処刑無しのルールなので、まさかの夜の時間が来た。

俺は光を噛んでゲームセット。

光を噛んでゲームセットになったってことは。

摩耶は狂人な訳で、


「やられた~」

「雫、勝った!勝ったよ!!」

抱きつかないでください、男子だって知ってるでしょ、あんた。

リアル女子組からは暖かい目で、偽女子組からはジト目を向けられた。



「本当に大丈夫~?」

「まあ、問題ないだろ」

泊まっていくらしいので、部屋を分けたのだが、桃花の部屋ににとりも寝かせて、真依と光をにとりの部屋に寝かせるまでは良いのだが、摩耶は僕の部屋で寝ると言い出した。

お互いわかりあってるとは伝えてないので、『何とかする』と言って押し切った。


‥‥‥なんだかんだ摩耶の事は結構好きらしい。


「どうぞ」

「なんか、また本増えてない?」

「増えた」

本棚を見られるだけでばれるとは、恐るべし。


もう、2時間が経とうとしていた。

そろそろつけないと。


「テレビ?もう、次の日になっちゃうよ?」

「アニメがやるから。それを見るだけ」

「寝不足にならない?」

「全然」

やっぱり済む世界が違うのかなぁ。

今日は0時からのと、1時からの、そして1時半からのアニメを見る。


「今週も面白かった、な。っと、寝てるし」

途中まで見てたような気はするんだけど、いつのまにやら。

「軽っ」

ベッドまで運んだので俺も寝るとしよう。

何処で?床でだよ、バーカ。

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