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キャンピングカーで異世界へGO  作者: ぽぷねこ
4/42

1-2

 ♢♢♢1-2

 マリンは目覚めた時、目の前に、見たことのない服装の人間がいて驚いた。その男は水を持ってきてくれた。悪い人間ではないようだ。私は彼のステータスを覗いてみたい。

 HP 100

 STR 100

 MP 100

 DEF 100

 AGI 100

(まあ、平均的な一般人か。……?、MAXて何?)

(MAX HP 10000)

(MAX STR 10000)

(MAX MP 10000)

(MAX DEF 10000)

(MAX AGI 10000)

(口に含んだ水を吹いてしまった。何これ、神に匹敵する能力値じゃないの。この人何者。あれ、まだある)

 EXT.SKILL 『神殺し』

 ひいーっ、恐怖でこの人から遠ざかろうとして壁に頭をぶつけたようだ。意識が遠のいた。


 再び目覚めた。そういえばここ何処だろう。建物の中のようだが、こんなところ見たことがない。ベットもふかふかで気持ちいい。起き上がり出口らしい方へ歩いていく。テーブルで食事をしている彼を見つけた。そういえば昼をとうに過ぎているが、何も食べていない。彼を見て空腹感を覚えた。

 彼が食べるかと言うので軽く頷き席に着いた。


 俺の言葉が通じたようだ。彼女は素直に頷き俺の反対側に座った。俺は立ち上がり、俺が食べているものと同じ物、ハムエッグトーストとサラダ、コーヒーを出した。

 食べたことがないのか様子を見るようにしてから、恐る恐る手を出し、一口食べた。そのあとは気に入ったようで一気に食べた。

 食べ終わり満足したところで、俺から自己紹介した。

「俺は神谷晴人カミヤハルト、君の名前は」

「私はマリン」

 彼女は恥ずかしそうに下を向きながら呟いた。声は流暢な日本語に聞こえるが、気のせいか唇と言葉がずれているように感じた。それにしてもマリンって、名前?、芸名?、その辺は後で聞くことにしよう。それよりこれからどうしたらいいか尋ねた。

「マリンさん。何処へ行けばいいかな」

「ここを真っ直ぐに行って下さい」

 彼女はガラス越しに周りの風景を確認しながらそう言った。

 俺は運転席に座り、マリンさんを助手席に座らせてから、発進した。彼女は初めて車に乗ったかのように驚いた。俺はそれを見て苦笑いしながら、教えられた通り真っ直ぐ走った。

 走ること20分、城壁のような建造物が見えてきた。マリンはそこへ入るように指示し、中へ入ったら、城壁に沿って右へ走り車を止めさせた。

 マリンはどこかへ出掛けるようだ。

 さて、俺はどうしようかね。しばし考えてから、車の外でビールをいっぱいやることにした。幸い俺が止めたところは人通りが少ないので、人目を気にせず飲める。ビールを飲みながら、焼き鳥を焼いて食べる。夏はこれだよね。ほろ酔い状態で気分最高。

 その時、身長が2mはゆうにありそうな大男が、目の前に現れた。


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