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キャンピングカーで異世界へGO  作者: ぽぷねこ
11/42

3-1

 ♢♢♢3-1

 マリンさんは、朝、何故か機嫌がよかった。俺が起き、リビングへ行くと、テーブル席に座って、はやく、はやく、と訴える目線を送ってきた。

 俺は、ハムエッグトーストとサラダ、コーヒーを2人分作りテーブルへ持っていく。初めてあった時に作ったものと同じ物で、気に入ったようで、凄く幸せそうな笑顔で食べる。俺も反対側の席で食べ始めると、窓から早朝の爽やかな風が舞い込んできて、その風に、朝シャンしたのだろうか、マリンさんの髪のいい香りを運んで来た。今までに経験したことのない体験に俺は幸福感でいっぱいだ。それが飛んで来た石によって、フロントガラスが一瞬で粉々に粉砕されたような気分になった。

「よお」

 高さ2m以上あるキャンピングカーの窓の外から、コングの顔がにゅうっと現れ、ひとこと言った。

 慌てて、食事を終え外へ出ると、コングの他に二人いた。両方とも魔法使い系の服装と装備をしていて、コングは紹介してくれた。

 尖った耳と長い金髪の髪をした人で、エルフ族の「リルネ」という名前の女性、パーティーの中心人物だそうだ。

 もう一人は、 ショートボブの髪型の人族で、小柄で幼く見える。服装もド派手な魔女っ子スタイルで、厨二病って感じだ。名前は「ルル」で、気になって年齢を聞いたら14歳だそうだ。まさに、真性の厨二病だった。役割は、補助魔法と魔石収集だそうだ。

 俺とマリンさんも名乗ったあと、まずは登録、それがなければ何も始まらないって事で、冒険者ギルドへ行くことに。

 冒険者ギルドはキャンピングカーを止めたところの壁沿いの反対側にある建物だった。

 中に入ると、いかにもって連中が多くいたが、なぜか皆、俺たちが通ると、頭をぺこぺこ下げていた。

 奥にあるカウンターで、ギルド職員の女性に、コングさんが俺たちを紹介して、ギルドの登録をお願いしてくれた。

 登録が終わって、コングさんが実力が見たいと、隣の闘技場へ移動した。


 コングさんと晴人さんが対戦するようだが、マリンはこの戦いを興味を持って見ていた。それというのも、コングさんのステータスはかなり高い。ギルド内でも上位の存在だろう。それに比べ晴人は素人同然。ただ、MAX値ってステータスが気になる。私自身MAX値のステータスを見るのが初めてだ。それがどういうときに出るのか興味があるし、力を発揮した時の実力も気になる。

 コングさんが、いつでもどうぞ、と言って、晴人が屁っ放り腰で斬りかかる。軽くいなされ、後ろが、がら空きのところを蹴っ飛ばされた。転がって、壁にゴツン。興味で見に来ていた人たちに笑いが起きる。

 晴人さんの顔が赤くなる。その時マリンには、ステータスのMAX値が光ったように感じた。

 晴人さんが剣を構える。余裕で無防備なコングさんへと斬りかかる。それを目に止めたものがここに何人いただろうか。気がついたときにはコングさんの前にいて、晴人さんの持っていた剣が砕け散っていた。

 茫然自失のコングさんに、見学していた人たちも唖然として、タイムラグで騒ぎ出す。

 ただ、私はそれ以上の衝撃を、晴人さんのステータスを見て受けていた。

 HP 10000

 STR 10000

 MP 10000

 DEF 10000

 AGI 10000

(MAX HP 50000)

(MAX STR 50000)

(MAX MP 50000)

(MAX DEF 50000)

(MAX AGI 50000)

 なに!、これ、どゆ事?

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