秋の中
電車を降りると
夜の中にいました
鈴虫の鳴き声が転がっています
鳥の囀りが跳ねています
せせらぎはちゃちゃぽちゃちゃぽと歩いてます
時折吹く風は暑さを知らぬようで
そうでなくとも空気は、幼子のようにまどろんでいます
からっぽの空はとても高く
月の光はまっすぐと降りたちます
ああ、秋だ
ようやく私は気づきました
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拙作をお読みくださり、ありがとうございます。
批評批判大歓迎です。もっと私自身の思い描く世界を表現したいので、感想酷評、友人への紹介も期待しています。
長編の作品を幾つか載せる予定ですが、いずれもまだ先は長そうです。
平成三十年六月十五日までは、月に一度は詩を載せるつもりなので、気が向いたらお読みください。
繰り返しますが、本当にありがとうございます。