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信号は赤になった。
こんにちわ。思いついたので、Twitterで書いた小説に文を追加して投稿してみました。心を広く持って読んで下さると嬉しいです。
信号は赤になった。
車のエンジン音が辺りに木霊する。
周りに歩行者は誰一人としていない。ただ目の前を無機質な車が横切って行くだけだ。
車の音と遠くで鳥の鳴いている声しか聞こえない閑散とした街中でこの瞬間、脳裏にいろんなことが走馬灯のように過ぎ去っていく。生まれてから今までの事、その過程で出会った人々のこと。そして、これからの事。きっといろんな人に迷惑をかけるだろう。
そして今、一歩一歩ゆっくりと前に足を踏み出す。その顔には何かを決意したかのような、それでいてどことなく寂しさを感じさせるような表情をしていた。
信号はまだ赤のままだ。
いかがでしたでしょうか?ダメ出しや感想などお待ちしております。