表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

第1章

「寒いな…」

『もう少し着てきたらよかったのに…それよりここから降りたら?』

「うっ…でももう少しだけ」

男はふっと小さく笑い眼下に広がる街を見下ろしていた。ここは日本のビジネス街にあるとあるビルの屋上。そこにいるのは30代後半の黒のコートをきた男性のみ。

「…」

『大丈夫よ‼私がついてるじゃない心配しらないわよ。』その声は男の耳に付けている赤外線通信器から聞こえてくる。

「だな…もし失敗したらーー」

『デートだよ』

「……」

『成功したらデートだよ』

そう言われやれやれと呆れたように首を振る、しかしその顔は笑っていた。


「じゃあ行こうかマキナ」

『ええ、正夜行きましょう』


そう言葉を交わした次の瞬間にはそこには誰もいなかった。



ーーーーAM4.00 ーーーー






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ