成り行きというか人生最大の失敗
某国立大学大学院連中とふざけてタイムマシンを作ってみた。
最近、出された時空についての理論を参照して物好きな金持ちと天才たちとでやってみた。
ちなみに、彼らと比べると俺はただの凡人だ。
で、実際に試作機が出来たわけで、まず、動かないだろうと思いつつスイッチを入れてみた。
もちろん、作動しない。
みんなはこのわかりきった結果に爆笑し、後で飲みに行こうと言うことになった。
何故だろう。
安い研究費だったがここまで組み立て動かないのは納得できない。
そう思って、ポンコツと罵ってタイムマシン、仮称、を思いっ切り蹴り上げた。
重要なので、二度言うがスイッチを入れた時点ではまっったく動く気配はなかった。
そう、無かったんです。
なのに、蹴り上げた途端に変なエンジン音と煙、電気が不気味な合唱を始めた。
仲間はそれに気づいたらしく俺の方を見た。
そして、数秒後。
俺は爆発で吹っ飛ばされた。
ええ、飛ばされましたよ、過去に。
病院?いやいや、手足が吹き飛んで病院送りになった方がマシだった。
じゃあ、どこに飛ばされたか。
結果報告。
戦国時代の長尾家に飛ばされました。
しかも、軍事会議しているところに。
そんなこんなで俺はやりたくもない天下統一に乗り出すのだった。
てか、誰だよ。
戦国時代にタイマーをセットした阿呆は!
って、それは俺か。