七話 間違っている
今回は中々に酷い描写が多いです。シリアスなエロ要素がないJK退魔部みたいなもんです。リョナが嫌いな人はブラウザバックを推奨します。
それでもいいよって方は、心してお読み下さい。
……そこまで酷くはないと思いますが、ただ作者の頭がイカれておりますので。念の為です。
「うぉ! 血がヤッベー!」
噴水のように溢れ出す血が葛葉を、血が噴き出る身体を、床を、何もかもを鮮血で染め上げていく。
頭から血を被る葛葉は何も反応しなかった。否、反応できなかった。呆然とただ目の前の出来事に脳が追いついていないのだ。
鮮血が頭から流れてきて、葛葉の眼球を赤く染め上げた。
「おッ! 気持ちぃ〜これ‼︎」
宙を舞い床に落ちたリーニヤの頭部を持ち上げた男が、剥き出しの下半身にぶら下がっている汚らしい肉棒を口に……ではなく、切り口、切断された面にある穴、つまり喉に挿れたのだ。
喉から口に男の汚らしい肉棒が飛び出しては引っ込む。じゅぷ、じゅぷと血と唾液の混ざった体液の音がする。
「オッホ、めっちゃ締まってんじゃん‼︎ 何これ気持ち〜! あーやばい、射精そう!」
「おいおい、早過ぎんだろw」
頭部を使う男の横では、頭を失って力なく膝から崩れ落ちたリーニヤの身体を、男達が群がり使っていた。
「こっちの穴も使っちまうか!」
既に使われている陰部ではなく、排泄する方の穴に男は自身の肉棒を近付けて、そして何ら躊躇いもなく突っ込んだ。
腰をみっともなくカクカクさせ男達はリーニヤの死体を穢していく。
死んだが元は人間、生きていた。それなのに男達の扱いはまさに物だった。好き放題、自分の欲望をぶち撒ける道具として扱っている。
―――価値観は壊れていく―――。
「ひぃ〜おっかね。あいつら正気か? たくっ、死姦なんて異常者のやるこった。やっぱ俺は、生きてる方がいいや」
と愚痴をこぼしながら一人の男が葛葉の目の前にやってきた。そしてズボンを下ろし葛葉の顔のすぐ前で肉棒を弄り始めた。
鼻が捻じ切れそうな悪臭が葛葉の鼻腔を支配した。
吐き気が込み上げるが葛葉は何も反応できなかった。
「ほれっ、ほーれ、綺麗にしてくれよぉ。何周間も風呂入ってねーんだわw。ほれほれw」
男が腰を揺らすと肉棒も同時に揺れる。男がそんなことをしていると、怯えた顔でその男の隣に青年がやってきた。
「あ、あの、なんなんすか、これ」
周りで起きているこの世とは思えない光景に青年は怯えていた。
「あー、うん、お前には早えーなぁ。ま、息抜きみたいなもんよ」
「い、息抜きっすか……これが」
血だらけの部屋、達磨にされ四肢をその辺に捨てられ、好き放題弄ばれる死体。
そして目の前で犯されそうになっている超絶美少女。
殺伐とし過ぎているブレイクタイムに、青年はドン引きする。流れでやってきた裏組織が異常者の集まりだったとは思いもしていなかったからだ。
「そのうち慣れるって、はっはっはっ……あ?」
男がドン引きしている青年に気休めの言葉を吐いた時だった。カランカランと金属の転がる音が部屋中の足下から聞こえてきたのだ。
そして次の瞬間、部屋が大爆発を起こしたのだった―――。
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