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四話 異世界物のド定番のあるあるネタですよね!

すいません!

本日は少し遅くなりました!

「……え、爆発?」

「ふぅむ、案ずるなと言ったばかりじゃったのになぁ」


何処からともなく聞こえてきた爆発音に、葛葉が困惑の表情を浮かべる傍らで、鬼丸は難儀だなぁと眉間に眉を寄せていた。

爆発音のした方に視線を、顔を向けると、空に大きなキノコ雲が立ち上っていた。


「何で……⁉︎」


葛葉がそんな異様な光景に驚いていると、周りからも声が上がった。


「お、おいアレ!」

「なんか降ってくるぞ‼︎」


葛葉同様、爆発音のした方向を見ていた他の人達が、何かが降ってくるのを目視し声を上げだのだった。

周りの人々はすぐに逃げ出し、残ったのは鬼丸と葛葉のみだった。


「はぁ全くなのじゃ……」

「あれって……!」


落ちてくる何かに目を細めてマジマジと見てみると、それは物ではなかった。それは、人だった。

猛スピードで落ちてくる身体は、先ほど見た場所とは全く違う距離にあって、あっという間に目の前にやってきていた。


「あ、やば―――」


受け身を取ることも儘ならず、葛葉は降ってくる人物と盛大にぶつかってしまうのだった。


「…………うぅ、痛い」


落ちてくる人物とぶつかり、衝撃によって思っきし背中から倒れた葛葉は、臀部を摩りながら顔を顰めた。

そして同時に何か変な感覚を感じたのだ。

視線を自分の身体――主に胸に向けると、手が置かれていた。


「……あ、あぁね」


葛葉は自分の胸に置かれた、降ってきた人物の手に何故か納得した風に首肯する。

この後に起こり得ることを考えると、この手は仕方がないと思う。


「う、うぅ……痛ってぇ〜! ……ん? 何だこれ。すごく、柔らかい!」


モミモミと葛葉は、自分の双丘が揉まれるが大して動揺することも憤りを感じることもなく、ただ"あるある"だな〜っと思っているだけだった。


「……この柔らかいのは一体なんだんだ―――……! ……あえ? び、美少女?」


手を胸に置き、顔を葛葉のお腹に埋めていた男が、顔を上げると、澄まし顔の葛葉と目が合ってしまうのだった。

読んで頂きありがとうございます‼︎

ラッキーすけべとは古代から語り継がれる、由緒ある伝統ですよね! 風化させてはいけませんよね!

そして、そんな事故であったとしても葛葉の胸を触ってしまったこの男はどうなっちゃうんでしょうかね〜。

次回をお楽しみに!

面白いと思って頂けたら、ブックマークと評価をお願いします‼︎

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