表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS化転生っ娘は、ちょっとHな日常と共に英雄になるため、世知辛い異世界で成り上がりたいと思います!  作者: んぷぁ
第四部 一章——激戦の後の静かな日々&律とのイチャイチャ編——
311/753

十一話 ほのぼのと謎々

今日は少なくてすいません!

「……ん! これも美味しい……!」


自分も食べようと三色団子を一口、口の中へ入れた。そして噛むと同時に、口の中にほのかに梅の味が広がっていった。そしてもう一口食べると、次はほんのり甘い味が広がった。そしてもう一口、すると今度は抹茶の味が広がった。


「……ん〜美味しい〜」


ここにお茶があればもっと良かったのだが、ないものは仕方がない。

ほっぺが落ちそうなほど美味しい団子を堪能するのだった。のだが一度食べるのをやめ、葛葉は——割と随分前からあった——視線のする方へと向いてみると、視線の正体は律だった。

たらーっと涎が垂れそうになり、じゅるりと舌舐めずりをする律に、葛葉は容器の中に入っていたもう一本の三色団子を律にあげるのだった。


「……ふぇ?」

「そんなに見られてたら、こっちが食べにくくなっちゃうよ」


律の視線に、たははと葛葉はから笑いを浮かべながらそう言った。すると律は、ハッと自分が無意識にやっていたことに気付き、少し頬を赤くして、葛葉が差し出してくる団子を受け取った。

そしてすかさず、自分のみたらし団子を葛葉に差し出した。


「わ、私だけというのは流石に……!」

「ぁ……ふっ、ありがと」


そう言ってはにかみながら葛葉はみたらし団子を一口食べるのだった。




「―――消えた?」


目を通していた資料を静かに机に置いて、緋月は報告しに来たギルド職員の言葉に驚かされた。

それは葉加瀬も同様らしく、カタカタと鳴っていたキーボードの音が止んでいた。


「は、はい……! 遺体を火葬しようとして、目を離した隙に消えていたと」

「火葬部屋付近は探した?」

「は、はい! ですが、遺体どころか蟻の一匹も居なかったと……」


緋月の目が鋭くなり、真剣な表情をしだす。

消えた遺体とは―――葛葉が激戦の末に倒した元冒険者ヴァーンズィン・トイフェルの遺体だった。


「とりあえず分かった。……捜索は、あと二時間くらいはして貰いたいな」

「は、はい!」


ギルド職員に緋月はそう伝えた。お辞儀をしてからギルド職員はギルド長室を出て行くのだった。

読んで頂きありがとうございます‼︎

本日は少し諸事情がありまして、内容が少なめです。明日も少なめだと思います、すいません!

面白いと思って頂けたら、ブックマークと評価をお願いします‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ