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十二話 追跡

今日は終わらせ方が下手くそになってしまいたした!

すいません!

「ん〜……物騒だったなぁ」


葛葉は大通りを歩きながら、ボソッと誰にも聞こえない位の声で、そう呟き出した。あのガルンディアという青年の目、あの目を見た瞬間に葛葉と先輩は少しだけ、身構えてしまった。新米冒険者は何が何だかといった感じだったが。


「あ、そういえば名前聞いてないや」


どうやら先輩冒険者の名前は、先輩冒険者のままのようだ。


「そういえば憲兵が多いなぁ」


厳戒態勢の憲兵達を横目に、葛馬は真っ直ぐ大通りを歩いていく。どうやら憲兵だけでなかったみたいだ、街を暫く歩いているとギルド職員も多かったことが分かった。

珍しいにも程がある。


「なんかあるのかな……」


何か大事が起きようとしてる、そう葛葉は考えた。先程の青年が追っていた男も怪しい。何か、葛葉の知らないところで、ギルドが秘密裏に何かをしてるのだろう。憶測まみれで、決定的な事は何一つ分かってはいないが。


「……ん。……へぇ、噂をすればってね」


考え込んでいると、少し遠くで大通りを横切っていく馬車があった。その馬車は大通りを横切って、広い裏路地へと入っていくのだった。


「行ってみよっと」


葛葉はニヤッと、少しだけ口角を上げて、すぐに馬車の後を追うのだった――。

――しばらく、馬車の後ろを近付かず離れずで、追っていた時だった。


「おい、早くしろ!」

「モタモタすんじゃねぇよ!」


と男の荒い声が路地裏に、微かにだが響く。一般人には何も聞こえないだろうが、Lv.2の聴覚はそれを聞き取り位置も大体把握できるのだ。


「……っと、危ない危ない」


曲がり角を曲がろうとして、葛葉は身体をすぐに引っ込めた。

思った以上にモタモタしており、路地裏の道には複数人が辺りを見張っており、馬車もまだ止まっていた。見られたかな? と不安を覚えるが、髪の毛の毛先くらいしかはみ出て無いからいっかと、葛葉は不安を払拭した。

……乳がはみ出そうな服なのは構わず。


「ん〜傭兵って感じかな? アニメで見たことあるのばっかだ。……ん、あれって」


屈強な傭兵っぽい男達が複数人、そして葛葉が気になったのが、傭兵の中で一際異彩を放つ、赤と白の着物を着た少女だった。


「女の子……? 誘拐された子かな? いや、あの感じは違うかな……仲間っぽいし」


疑問符が浮かび上がるが、葛葉はもう一度チラッと見て結論を付けた。

雰囲気的に、ガルンディアが追っていた男達と関係があるに違いないと、早計かもしれないが葛葉は思い込む。手を銃のグリップを握る形にし、すぐに銃を『創造』した。

光が収束し霧散すると、手にはM45a1が握られていた。そして片方の手でもある物を創造する。

そして創造したのは銃のアタッチメントである、消音機器だった。(け、決してサイレンサーかサプレッサーかで、こっちやろがいって、怒られるのが怖いからとかじゃないからねっ!)

亜音速弾に、消音機器。ある程度音は出るが、亜音速でもなく消音機器が取り付けられていない、素の銃ほどは音は出ないはずだ。

読んで頂き、ありがとうございます‼︎

本編でも書いた通り、サプレッサーかサイレンサーで争いが起きそうだったので、間をとって消音器にしました。まぁ呼び方は個人の自由なので……。

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