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TS化転生っ娘は、ちょっとHな日常と共に英雄になるため、世知辛い異世界で成り上がりたいと思います!  作者: んぷぁ
第三部 一章——ほのぼのとゆっくりしたいなぁ——
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十一話 飲んでも飲まれるな!

新年早々、不吉なことが多いですね……。

あんな事をしでかした張本人と、仲良く酒を飲むだなんて。


「そうですよね……」

「でも、きっと皆んな仲良く接するようになるよ!」

「……え?」

「あの子のした事は消えないけど、あの子がこれからどういった事をするかで変わると、私は思うよ」


ニコリと笑顔を見せてくれるミリザさん。その姿を見ると、葛葉も自然と口角が上がり、笑顔になってしまう。


「それに、あの子は鬼族の巫女様なんでしょ?」

「え? まぁ……」

「ならどんな敵が来てもやっつけてくれるって、そう思う人もいるからさ」

「……助けてくれ、るのかな?」


あの戦いの後だと信用が皆無だ。あの容赦のない顔、人をおもちゃのように弄ぶ笑顔に、今でも思い出すだけで底冷えしてしまう。


「――お〜い‼︎ 葛葉〜‼︎」


と葛葉が苦笑していた時だった。男性陣の方から鬼丸が葛葉を呼ぶ声が聞こえたのだった。鬼丸の頬は既に火照っており、完全にもう出来上がっていた。……いや、どうやら大半の男性陣も出来上がっているみたいだ。


「わしと一緒に飲むのじゃあ〜‼︎」


ジョッキを振り回し、鬼丸が葛葉を手招きする。そして周りの男性達も、鬼丸と同様に葛葉を呼んできていた。もう殆ど恐怖映像でしかない。


「えぇ……」


正直、酒は好きだが酔った人物の相手は大嫌いだ。酒を飲んでも飲まれるな、その言葉を知らんのかと小一時間説教したくなる。

……けど。


「仕方ないなぁ」


葛葉は鬼丸の顔を見て、ふっと笑いため息を吐いて、テーブルの上に置いてあったジョッキを持ち、鬼丸の下へ歩いて行った――。

読んで頂き、ありがとうございます‼︎

二日連続不吉なことが続いていますね……。ですが、明日には幸運はあると思いましょう! 新年を、2024年が不吉な年にならないよう、笑顔で過ごしましょう!

(自分のこの小説で笑顔になってくれたらいいんですがね〜……)

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