表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS化転生っ娘は、ちょっとHな日常と共に英雄になるため、世知辛い異世界で成り上がりたいと思います!  作者: んぷぁ
第三部 一章——ほのぼのとゆっくりしたいなぁ——
184/745

五話 ナンセンスな服選び!

懐かしいですね〜

「……却下」

「ふ〜む、かっこいいと思うのじゃがなぁ〜」


あれから暫くして、葛葉は鬼丸と共に服屋に来ていた。何故かと言うと、鬼丸が持っている服は先の戦いで破れた和服と、今着ているパーカーのみだったのだ。そして服屋に来たは良いものの、鬼丸のセンスが酷過ぎたのだ。


「厨二病みたいだから、やめて」


今鬼丸が着ているのは……Tシャツだ。超ブカブカのTシャツなのだが、服の至る所にイカした字でガバガバ翻訳の英語がデカデカと書かれているのだ。もう遅いし意味無いが、何で異世界にんなもんがあんだよって言うツッコミは置いといて、


「年相応のとか無いの?」

「ふむ……五百歳に合う服か〜」

(……そうだった、五百年生きてたんだった)


五百歳に合う服などあるはずが無く……。

試着室から鬼丸が飛び出し、店内にある服を物色し出すのを、葛葉は鬼丸が脱ぎ散らかした服を綺麗に畳みながら見守る。朝の葛葉も、五十鈴から見ればこのようなのだろうか。


「今度から、朝はちゃんとしようかな?」


ちょっと不安になり、朝が弱いのを克服しようと多分心に決めた葛葉であった。


「おぉ……これはどうじゃ!?」


と服を綺麗に畳み試着室のカーテンを閉めたと同時に、後ろから声が掛けられる。振り向いて見れば、一着の服を、顔と同じ高さで持った鬼丸が満面の笑みで立っていた。


「良いの見つけたの?」

「そうなのじゃ! どうじゃ? どうじゃ?」

「……試着しよっか」


服を自分の体に重ねて、葛葉の反応を鬼丸は伺うが、体に重ねるだけで分かる事はブカブカと言うことだけだ。閉めたカーテンをまた開けて、葛葉は試着室の中に鬼丸を押し入れる。


「……絶対に大きいでしょ」


着てみないと分からないが、きっとまぁブカブカだろうと思う、が着る前にそんな野暮なことを言うのはナンセンスだろう。

試着室の中からはバサバサと着替える音が聞こえてくる。また脱ぎ散らかしてんのかな〜と思いつつ、鬼丸の着替えが終わるのを待つのだった。

読んで頂き、ありがとうございます‼︎

葛葉も緋月と一緒に服を選びましたねー。もう、立場が逆転するなんてー。

面白いと思って頂けたら、ブックマークと評価をお願いします‼︎

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ