自転車のヘルメット着用努力義務化は4月から。でも効果はどれほど?
数年前の令和元年あたりだったか、高い塀がある見通しの悪い交差点で男の人が運転するトラックと歩道を通行する自転車に乗った女の人とで軽い接触事故があり、私は目撃してすぐ近くの交番に駆け込んで報告しただけですが、色々考えさせられるものがありました。
その事故は交差点の脇道から大通りへとトラックが通行する所でした。直進か右折か左折かはわかりません。右はコンビニと駐車場があり見通しがよく、左はお屋敷を囲むように高い塀が立っており、トラック側の視点で書けば左側の狭い歩道から自転車が飛び出し出会い頭に接触事故が起きてしまったようです。当然自転車は左側の車道を走らなくてはいけないし、歩道も右側通行もしてはいけません。
トラックは一時停止無視があったんでしょうか? 多分一時停止したよ! と聞いたら答えてくれそうですが、一時停止後にかなりの微速で交差点に出ないと今回の事故は防げなかったかも。カーブミラーは多分あったと思います。
自転車の方はかなり狭い歩道で本当は自転車の通行は禁止されているはずです。かなり悪く書けばですがそこをイノシシみたいに一時停止もせずに時速10キロくらいで歩道を走行したら言っちゃ悪いけど事故るに決まっています。自転車がちゃんと左側の車道を通行すればこの事故は起きなかった。最悪交差点を通る直前で自転車が一時停止するとか。正直どう考えてもトラックの運ちゃん災難だったなと思ってしまいます。
しかしあまりこんなこと言いたくないんですが令和の今になってもこんな昭和みたいな出会い頭の事故が起こってしまうとは。今現在私は新聞配達の仕事をしていて夕刊をとある都市の駅前周辺で配っているんですが、自転車の右側通行などの違反がかなり多いです。その区域には駅前にお巡りさんもいて、パトカーもよく目撃しますが自転車の右側通行、歩道通行には口うるさく指導してる様子はないですね。もちろん一人一人注意して指導していたらとても大変ではありますが。
あの交差点も信号機無かったのはよく考えるとおかしいかも。交番のすぐ近くだし死亡事故は今まで起きなかったのかもしれない。
私が16か17歳くらいの時にかなりヒヤッとした危ない事がありまして、私の家近くの東北地方の○○号線バイパスを私は原付に乗って走ってたんですが、両側に大きな歩道とガードレールがありいつも自転車歩行者はそちらを走っていたんですね。もちろん自転車通行可能な歩道ですしまず地元民は確実に全員歩道を通行します。
ところがある日の夕方頃、原付に乗って○○号線を走っている私の真向かいから自転車が右側通行で走って来ているではありませんか! このままだと正面衝突です。原付なのでいつも左側ギリギリに寄せて走っていたんですが私は考えるより早く原付を真ん中センターライン近くまで寄せて走り、自転車をやりすごしました。
今でもこの出来事を思うと危なかったな、あと数秒よそ見や発見が遅れたりしたら、夜だったらとか考えるとゾッとします。
今はもっと大きな道路やトンネルなども出来ているんでその道路もすっかり寂しくなっているはずです。
ちなみに私の実家近くには大中小の町工場があったりしましたが、今考えるとそこを出入りする大型トラックの運転手も大変だったでしょうね。例えば大型トラックが左折するにはまず右にも左からも車が来ないのを確認してインド人を右に切ってから大きく左にハンドルを回してゆっくり左折しなくてはいけません。
広いのはバイパスだけで、道が狭かったりガードレールが無かったり、児童の登下校もあったりしてとても大変だったでしょう。私なんかが大型トラックを運転したら道をはみ出して田んぼや畑に突っ込んでしまうだろうなと思います。
最後に今年の4月、新年度から自転車の乗車用ヘルメット着用努力義務化が始まります。といっても努力義務ですから罰則はありませんが。しかし自転車の右側通行や歩道通行すら注意しないで大丈夫なんでしょうか?
私も安全運転を心がけて無事故無違反を続けたいと思います。終わります。