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【詩】おっさん はしる

作者: 逢汲(あきゅう)

おっさんは走る、腹を揺らして。



おっさんは走る、髪を散らして。



おっさんは走る、臭いを撒いて。





おっさんは走る、どこまでも。





おっさんは嫌われる、愛した妻に。



おっさんは嫌われる、可愛かった娘に。



おっさんは嫌われる、愛想のいい後輩に。





おっさんは走る、どこまでも。






おっさんは疲れる、長い居残りで。



おっさんは疲れる、嫌な酒で。



おっさんは疲れる、健康診断で。






だけど、おっさんは走る、どこまでも。





おっさんは走る。明日、誰かを笑顔にすると信じて。





おっさんは走る。いつか、この汗が世界を変えると信じて。








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