釣り対決
その後の娯楽に浮かれる神達を描いてみました
あの戦いから300年以上が経過していた……
下界は平穏で在りながらも経済、文化は目紛しく発展していた。各王達も代替わりする程に時間は経過していたのだ。
『なぁ!健太よ!たまにはよー下界で釣りでもしねーか?』
『おお!!ソールの割には良いこと言ったな!』
『わかったよ。
じゃー300年ぶりに下界に降りるか!
全員参加の釣り対決だ!
最下位チームにはムカデ姉さんの熱い抱擁だ!』
全員が口を揃えて言う。
『絶対無理!!!!』
まぁそれだけエグい罰なのだ……
『さて行くかね。』
『お弁当持っていこうね。
秀光も一緒に行きましょうねー』
ちなみに秀光は俺の子供の名前だ。
神(元人間)とエルフのハーフエルフだ。
自慢じゃないが猛烈に可愛い!自信がある!!
って親は皆が思ってるよね。
俺達ファミリーはルドラに乗り下界に降りた。
最近は秀光がルドラに懐いてる。
アイツ厳つい顔して優しいからなぁ。
ちょっと嫉妬する俺である。
ルドラとソールの子はいつもママから怒られてるイメージしかない……心中お察しする……
『おぉぉぉぉー!!!!久しぶりの海だー!!』
『ウラン気持ちいい風だね。それに水着……素敵だよ』
『ダーリン褒めすぎだよー……愛してるよ!』
『浮かれてるなぁ……』
健汰は指をパチンとならし日陰になるように【森林】を発動させた。
勿論レインの為である。
『ありがとう……健汰』
『エルフは日差しに弱いからね。少しは楽になったかい?』
『えぇ、十分よ……ありがとう。スレイさんもこちらへ』
『さて諸君!今回はチーム戦だ!』
優勝チームには年間2回の下界への旅【フリーパス】券を授与する!
最下位チームは……ムカ
『ま、待ってくれ!!
それは止めようマジで!』
『なんでだよ!』
『アイツの外皮が固いのが耐えられんのじゃー……』
『世界1外皮が固いお前が言うなよ!』
『我は竜だが……あれは虫だろうが……
鳥肌が止まらんのだ……』
『見たことねーよ!お前の鳥肌とか!
年中外皮鎧着てるじゃねーか!あぁもう分かったよ!
敗者チームは50年間神界の便所掃除!』
『ぐっ……
それもエグいが……
ムカデの姉御より2億倍マシだ……』
『3チームに別けまーす。
1ウランチーム。
2ソールチーム。
3健汰チーム。
どのチームに入るのも自由なので適当に決めて下さーい』
『我は勿論、健汰と同じだ』
『我々も』
『これじゃー全員お前の所に行きたがるだろうし……
俺と建とレイグはウランの所に行こうかの』
『僕はウランの所にしか行かないよ!』
『俺はソールの所に行こうかね。
ソール!負けたら許さんぞ!!』
『旦那様……
敗北などリザードマンの誇りに懸けてありえませんよね?』
『も、も、勿論だとも……』
『って、今メレンが言ったように地の利はリザードマンにある。
そこで今回は量だ!
デカくても小さくても1匹は1匹。
制限時間1時間でより多く釣ったチームの勝利だ!
では、スタート!!
天使は見物でもいいよ。暑い場所苦手でしょ?』
『無理ー暑いー』
『こっちへいらっしゃい』
1ウランチーム。《建琉》《健じぃ》《レイグ》《ラスク》
2ソールチーム。《ボイル》《メレン》
3健汰チーム。《ルドラ》《パン太郎》《ゲイト》
そうそう代替わりしたことによってエルフのカザス王と側近オルタも神界で暮らしている。
レインの兄弟で俺の義理の兄だからね。
現在は森林浴中だ……弱すぎだろ!アイツらも……
鬼斬も神界で暮らすようになり代替わりしてないのは竜人族のみになっていた。
彼らは1,000年の寿命だから安泰だね。
釣り対決の話をしないとね。
俺は量を釣るために全員にサビキ釣りをさせた。
結果から言うと制限時間迄に100匹程釣っていた。
ウラン達は序盤苦戦していたので……こっそりサビキの仕掛けを渡したのだ。
最終的に60匹位は釣っていたようだ。
一方ソールチームはリザードマンの誇りが邪魔をしたのか分からんが深瀬釣りをしていた。
ホントバカだよね……アイツ。
勿論数は15匹でぶっちぎりの最下位。
メレンの雷が落ちたのは言うまでもないよね……
『お前らさぁ……ルール聞けよ!
数だよ!数!
誰もロクマル(60㎝)釣って来いって言ってないよ!
確かに羨ましいくらいスゲーサイズだけどさぁ……
ルール無視によるロクマルほど無価値な物はないよ!』
『しまったー!夢中になってしまったー!』
『はい、皆さん聞きましたかー?
夢中になってたのはソールさんだけらしいです。
またですよ。これはもうソールのみ断罪でよくないですか?』
全員が口を揃えて答える。
『意義なし!!』
『お前50年間便所掃除な!
ファイト!しょうがねーからお前の城だけでいいぞ!
俺はお前に任せん!』
『同じく。』
『ひどっ!!フルチンなるぞ!!』
『どーぞ。焼いてあげるよ。さぁ脱げ』
『いや、ハハ何だ健汰よ真面目な顔して……
冗談だぞ……じょうだ……』
『旦那様……少しお話が……』
『いや!冗談だと言ったではないか!
お願いだ!許してくれ!折檻はイヤだぁぁー!!』
さようならソール……君の事は忘れない……敬礼。
『じゃー皆には年パスあげるよ。
そもそもあげるつもりだったしね。
いつも俺を支えてくれてありがとな』
『滅相もございません!』
『さて、BBQするぞぉぉー!!』
『おぉぉー!!』
『ソール!
ほれ、お前の年パスだ。俺からの礼だ……
いつも感謝している』
『よいのか?ありがとう……』
顔面がブチ腫れてるから折檻受けたんだろーねー可哀想に……
笑えるけど……最近メレンもやりすぎかな……少し言っとくか……』
『メレン!今から皆でBBQするんだが……
その前に1つ言っておきたいことがある。ソールを愛してるか?』
『勿論でございます。』
『なれば少しは夫を立てる事もしなさい。
子供や友人達の前で明らかな行動は慎みなさい。
その影響が子供に出ているだろう?
ソールはアホだがお前にとっても子供にとっても大切な男だ。
勿論俺にとっても最高の友だ。
これからは少し状況を見て行動しなさい!これは命令だ!』
『大変申し訳ございませんでした!!以後肝に命じます!!』
メレンは健汰に跪き謝罪している。
『もうよい、それにソールの治癒は完了してるから……
ほら家族で参加して来い!』
俺はそう言って森林浴の場所まで行き軽くため息をついた。
それを見てレインが宥めてきた。
『お疲れ様……健汰』
『うん……ちょっと疲れたかな……
でも皆がこうやって集まり笑顔を見るのが至福の時だよ。
俺達には寿命がないからね。
娯楽をすると楽しいけど疲れるね。ハハハ』
『健汰……少し横になる?』
『じゃー5分だけ』
そう言って5分間レインの膝枕で寛いだ。
そんな俺をみて皆は照れたように笑う。
俺のこんな姿を見せたことがなかったからだろう。
『レインありがとう。
さぁ皆!ゴミは全て片付けて神界に戻るぞ!また来ような!』
外伝です☆
良かったら読んでください
後1回くらい外伝書こうかなーと思いますが…何時になるか分かりません(>_<)




