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はじめてのポーション作り

 次の日から早速ポーションを作る事にした。

 本に載っていた作り方をクレルに見せるとうーんと小さく首をひねると私たちは自然界の魔力で傷を癒すからポーションとか使わないんだけどと言いながら、作り方を教えてくれた。


「間違いではないけどまどろっこしいわね。リゼは緑の魔力を持ってるしここには精霊の花もあるからもっと簡単に作れるわ」


「そうなの? どうしたらいい?」


「まず精霊の花とポーションを入れる容器を準備して、あとは水に花を浮かべてリゼの魔力を流せばいいわ」


 え? それだけ?? 本には薬草を乾燥させたりすり潰したり煮たりと色々あったけど、魔力ってどれだけ便利なんだ……。

 さっそくポーションを入れる容器を探すがちょうどいいのがない。蓋がついてないと品質の劣化や魔力が少しずつ大気に戻って効果が薄くなるらしい。

 とりあえずジャムの瓶を用意する。


「それじゃあやってみよう。 水は力を使って出してね、その中に花を入れて魔力を流してみて。魔力が行き渡ったら色が変わるから、そしたら完成よ」


 クレルに言われた通りやっていく、大きめの器に水を出して精霊の花を入れる。魔力を少しずつ流すと花がキラキラと光って消えてしまった。水はそのまま光っている。


「大丈夫だからそのまま続けて、花は魔力に溶けて水と混ざってるから」


 すると水が透明から水色に変わった。


「出来たみたいね、魔力も均等に混ざってるし上出来だわ。じゃあ瓶に移していきましょう、この質のポーションなら少しくらい魔力が逃げても問題なさそうだけどね」


 私が瓶に移してクレルが蓋を閉めていく。全部で5つ出来た。これがポーションかぁ、きれいな色だなぁ。本当に効果があるか分からないけれど、クレル曰く上手く出来てるみたいだ。

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