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番外編「加納の師匠」ガイドブック 3

 

 なんで番外編へ戻るのだ、と思われた方すみません。でも、最近気づいたことがあってまぁメモがわりに記しておこうかと。

 あとはなんか今後、皆様の役に立つこともあるかもしれないし(ないか)


 カジノの加納のエピソードですが、カジノというところは基本、客が多少依存してくれないと、商売にならないワケです。こう書けば、皆さんは医療のシステムというものについても何か思うところを感じるかもしれません。


 私自身はこの章で加納がまず優秀なカウンセラーであること、加納自身はクライアントという自分の意識の外側に存在しているものへ働きかけることによって、客が依存から脱する、という構造で書きました。


 ただ、外に働きかけるという技は非常に難しくもあります。まず、努力が必要です。自分以外の他人というのは基本、言うことはききませんから自分の努力によって他人を治していく、というのは本来は難しい。たとえば、言うことをよく聞く人がもし、何か甘い物やアルコール、爆買いしたりとか、まぁそういったことへの嗜好がある場合は本当は言うことを聞きたくない場合がほとんどです。つまり、あなたの言うことを我慢して聞いているワケです。ですから、みなさんの周囲には必ずいわゆるいい人というのが存在しているはずですが、本心を隠しているだけなんですね。あげくの果てに私のように病気になったりします。


 だからといって、わがままを言えばいいのかというのはまたちょっと話が違うのですが、そのあたりは心理学の専門家におまかせするとして、自分の外側をどうにか操作する場合には催眠を使ったりすることもあるでしょう。


 じゃあ、フツーの人は自分の周囲が苦しんでいる時、何もしようがないのか、というとどうもそうでもないらしく、実はそれこそが人生の醍醐味でもあるんじゃないかと感じています。


 つまり、あなたの意識いかんによって少なくともあなたに近い周囲は幸せな方向へ転換する、ということができるかもしれないということですね。


 これは実際にあった話らしいのですが、海外の精神科医がなぜ自分の患者はかくも狂っているのか、ということを患者がどうこうではなく、自分の内面を照らすことによって考えたそうです。つまり、患者の何が自分にとってひっかかりであるのかということです。


 その結果、どうなったと思います?


 加納がやったことと、同じことが起こったそうです。つまり、その病棟の患者は全員治って退院してしまったとのことです。

 まあ、商売としては上がったりですよね。


 そして、私が目指しているのはどちらかというとこっちなんです。


 つまり、外側への働きかけではなく、内側への働きかけにより全てが転換する。


 「そんなことあるわけないじゃーん」って言う方、気持ちよくわかります。私もそう思ってました。でも、どうしてそれができない、と思い込んでしまうのかという理由もわかってきました。


 私自身がそうだったのですが、自分の中身を見るというのは大変つまらない作業です。自分のアラばかり見えてくるし、それでも自分を許す、なんてできるかっと続けられないんですね。


 努力すれば必ず叶うとか、敵を倒す!とかかっこいいですしね……だからなろう系を読んでるんでしょうしね。


 ただ、現実ではそちら路線で生きていくと、けっこう人生があっという間に過ぎてしまう感じです。たぶん私は皆様より年上なんでね……


 なろう系に関係なく、現実の中で「この人って大した努力をしているわけでもないし、実力があるわけでもないのに、どーしてこんなに成功しているんだろう……」って思ったことはありませんか。


 そして、それは自分には無理。と思ってませんか。(それは私なんだけどね)


 本当に皆さんの内側の力ってスゴイんですよ。まさに諸刃の剣です。たぶん多くの方が自分はあの人のせいで、社会のせいで、こうで、ああで、と日々思考されていると思うんですが、実はほとんど関係ないらしいです。まだ、私もお勉強中の身ではありますが……


 私の作品は日の目を見ることはありません。これが伝えたくて書いてるんでね。以前は多くの人に読んでもらいたくてさまざまなサイトに投稿しましたが、その後、それがただ単に承認欲求じゃないの?と気が付きました。


 承認欲求ってほぼ誰でもあるので、(ないのは本若と加納ぐらいかなぁ、このストーリーでは)別にどーってことないですけど、ありすぎると日常生活に支障をきたします。


 ところが、コレはある程度、自助努力でなくすことができるんですが、減ってくるとむちゃくちゃ幸福感が上がります。外の人の反応がどーでもよくなるので、もちろん私もこの小説書いてて以前より楽しくてしょーがないし、フォロワーとかが減っても平気なんですよね。やせ我慢だろうと思ってましたが、ホントでした。


 で、正直、なろう系ではないので、こちらひきはらってもいいのですが、どちらで書いても一緒だな、と思い、そのままにしています。アルファポリスでは改編ができるので続けているだけですね。


 アルファポリスではなぜコンテストに出しているかというと、上位には入らないので、少しでも多くの人の目につけばいいかな、と思っています。いつも下から数えた方が早い順位です(笑)


 さてさて、番外編の1話、アルファポリスにもアップしました。数行ですが、ロイク初登場のエピソード追加してます。ロイクファン、必見です。


 

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