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第68話 初宝箱。

ダークゾーンを出て、次の部屋へ入る。


入った途端にファンファーレが鳴り響いた。


「おめでとう、

 諸君はウンコを倒したことで、

 勇気を示しました」

天井から、アナウンス調で神がそう言った。


部屋には宝箱が2つある。

小さい宝箱と大きい宝箱だ。


「これはご褒美です」

神はそう言うが、ウンコは神を信じない。


「アゼレア、中身は黄金の像かもよ。

 開けてみれば」

ウンコはそう言ったが、


アゼレアはウンコを信じなかった。

「ウンコ、貴様が開けろ」

 

はいはい。

少しでも怪しい宝箱は、

まずウンコが開けるんですよね。


でもさ……


「だったら、アゼレア。

 罠解除の魔法ぐらい頼むよ」


「嫌だ。MPがもったいないから」


「ひどい……」


「ほら、さっさと開けないと、

 薬草をさらに節約するぞ」


はあ……

開ければいいんだろ。開ければ。


とりあえずさ。


ウンコは物語のセオリーに従って、

小さい宝箱を開けた。


予想通りにトラップ発動。

宝箱の中から、

鋼鉄のボクシンググローブが飛んできた。


だがな、ウンコはバカではない。


宝箱を開けた瞬間に、横っ飛びしていたのだ。


ふふふ、ウンコは見事にノーダメージ。


ひゃははは、神よ。


ウンコは貴様を出し抜いたぞ。


ウンコは起き上がると、

早速、宝箱の中身を確認する。


果物だった。


超うまそう。


早速、ウンコは果物に手を伸ばす。


その瞬間にトラップ発動。


ルルナとアゼレアから、

超鋼鉄級の硬度の拳が飛んできた。


「ぐはあああああああああ!」


ウンコは吹き飛び、瀕死になった。


ルルナが額の汗をぬぐいながら、言った。

「危ないところでした」


アゼレアが安堵の息を吐くと、言った。

「そうだな。これは、ウンコには過ぎた物だ」


アゼレアいわく。この果実はさ。


『美し果実』と言って、食べるとね。


美しさが10上がる激レアアイテムなんだってさ。


ルルナとアゼレアは

『美し果実』を半分こにして食べた。


ルルナとアゼレアは美しさが5上がった。


「ウン公さん、私、キレイになりましたか?」

ルルナがモジモジしながら、そう聞いてきた。


まあ、確かに、ちょっとキレイになった気がする。


けど、それ。

罪なきウンコを殴っていい理由にはならないよね。


キレイは正義ってか。


それは女の理屈だよ。


クソ野郎。


『可愛いは正義は歪んだ思想』


ウンコは薬草をチビ食いしながら、強く思った。


宝箱、意外に中身はまともだったな。


残りの宝箱には期待が持てるぞ。


今度は大きい宝箱にチャレンジだ。


ふふふ、今度は開けた瞬間に中身をゲットだ。

商品価値がゼロになるくらい、

速攻で中身を汚しまくってやる。


ウンコは宝箱を開けた。

トラップは発動しなかった。


ウンコは宝箱の中身を手にした。

巻物だった。


疾風の速さで、

ウンコは巻物をなめ回した。


巻物の商品価値はゼロになった。


開けてから、汚すまでの時間。

なんと、驚きの3秒間である。

 

「ウン公をマスターとして、認定します」


うわっ!

突然、巻物がしゃべったぞ。


どうやら、

この巻物は相当なレアアイテムのようだ。


ルルナとアゼレアが地団駄を踏んで、

激怒しているくらいだからな。


おそらく、この巻物は……


ふふふ。

究極必殺技伝承書か、究極召喚獣契約書だな。


巻き物はしゃべり続ける。


「私の名前は『職証君』です。職業証明書です。

 絶対に壊れず、絶対になくせません。

 廃棄不可能。返品不可能のスーパー職証です」


へっ?


「良い物を手に入れたな」

アゼレアはそう言った。もう怒っていない。


「これで、ウン公さんの職業詐称は

 不可能になったわけですね」

ルルナはそう言った。もう怒っていない。


ウンコは職証君を破ろうとした。


でも、破れない。


ウンコは職証君から逃げ出した。

でも、職証君は手足を生やして、後をついてくる。


職証君は言った。

「観念した方がいいですよ」


職証君いわく。職証君はさ。

内蔵レーダーで、

ウンコの位置をリアルタイムで把握している。


内蔵レーダーの範囲は世界全体。

スーパーGPS衛星と

リンクしているからだそうだ。


ちなみに赤外線感知能力もあるから、

隠れても無駄。


こうして……

ウンコは、生きづらさが100上がった。

 

これからどうしよう?


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