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第66話 ハンガーストライキ。
「ほら、薬草だ。食べろ」とアゼレアは言った。
ウンコは無視した。
ハンガーストライキだ。
ウンコに対する不当な差別が撤廃されるまで、
俺は絶対に薬草を食わないぞ。
ガンジーさん。俺に力を。
「早く食べないと、置いていきますよ」
とルルナが言うけどさ。
置いていきたければ、そうすればいい。
お前らがトラップにはまって死ぬだけだからな。
はっはっは。
「困りました」とルルナが言うと、
「いいや、大丈夫だ」とアゼレアが言った。
アゼレアは邪悪な笑みを浮かべて、言葉を続けた。
「なあ、ウンコ。
HP2の状態で、電撃トラップを受けるのと……
瀕死の状態で、電撃トラップを受けるの……
どちらがいい?」
俺は戦慄の声をあげた。
「アゼレア……、お前、まさか……」
「そのまさかだ。
我々は、お前が歩けなくてもかまわない。
人力でウンコを持ち運んで、
トラップ避けに使うからだ。
ルルナよ。
その怪力で邪盾ウンコシールドを運ぶんだ!」
「はい、わかりました!」
元気よく、ルルナはそう返事をした。
「はい、わかりました!」
元気よく、ウンコもそう返事をした。
ウンコはプライドを捨てて、
速攻で薬草を早食いした。
意思貫徹ならず。
ガンジーさん、
ウンコの独立は叶いませんでした。
ごめんなさい。




