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第61話 差別意識。

ヘンデルとグレーテルの入院手続きを済ませた後。


俺、ルルナ、アゼレアの三人は

冒険の旅に出発した。


王都の正門を出て、

街道を歩き、湿原を渡り、山を登った。


3日ぐらい、歩いたかな。


行き着いた場所はダンジョン。


その名はさ。

『とっても不可思議なダンジョン』である。


この迷宮の最深部には、

究極の宝箱があるらしい。


開ける前に、欲しいものを言えばさ。

1つだけだけど、なんでも手に入るのだそうだ。


アゼレアいわく。この旅の目的はさ。


究極の宝箱から、

究極魔法の呪文書を手に入れること。


究極魔法ハルマゲドンで、

この地域の魔王を倒すのだそうだ。

 

ウンコは命を賭けて、

それを阻止するつもりだ。


だって、ウンコはさ。

『勇者転職書』が欲しいんだもん。


世界の平和なんて関係ねえ、

絶対に出し抜いてやる。


ダンジョン周辺は魔族のテリトリーである。


ダンジョン入り口には、

2人の魔族が見張りとして、立っていた。


この地域の魔王はベルゼブブ。

ハエ魔族の王である。


故に見張りの2人はハエ魔族。


一言で言うと、2足歩行のハエである。


うわ、超キモい。

生きていて恥ずかしくないの?


俺なら絶対に自殺しているね。


ぷぷぷ。


高貴なウンコが、

低劣なハエ魔族どもに死の慈悲を与えよう。


ウンコに転生するチャンスを与えるのだ。


木の陰から、ウンコは水戸黄門風に言った。

「ルルさん。アゼさん。やっておしまいなさい」


木の陰から、ルルナとアゼレアがうなずいた。


善いことをしたな。

ウンコは達成感を感じ、うなずいた。


これにて、ハエ魔族は木っ端みじん。


だったんだけどさ。


ハエ魔族どもが、不意打ちをかましてきやがった。


凄まじい勢いの突撃だ。


なぜだ?


木の陰に隠れているから、

絶対に姿は見られていないはずなのに。

 

ルルナとアゼレアは俊敏に反応した。


見事、回避に成功する。


ウンコも回避を試みる。


だが、『素早さ5』なので、大失敗。


ウンコはハエ魔族どもに押し倒された。


ハエ魔族どもは、俺をペロペロとなめてくる。


ゴシゴシと股間を押しつけてくる。


うう、気持ち悪いよ。吐きそうだよ。


というか、なんで瞳がハートマークなの?


ハエだから、ウンコが大好物なのかな?


となると、居場所がばれた原因は……


ウンコの臭いか。


兎にも角にも、

このままではレ○プされてしまう。


ウンコは悲鳴をあげた。

「誰か助けてぇええええええ!」


か弱きウンコの叫びに、姫騎士が答えた。

「今、助けます!」


ルルナは剣を構えながら、言った。 

「姫騎士道その13。

 姫騎士は助けを求める者を絶対に助ける」


そして、必殺技を放った。

「エアウインド・ジンカッター!」


ルルナが振るった剣先から、

切れ味鋭き真空の刃が発射される。

 

「「ぎゃあああああああああ!」」

これはハエ魔族どもの断末魔。


「ぎょげえええええええええ!」

これはウンコの断末魔。


ルルナのバカ。

ウンコもろとも、ハエ魔族どもを葬りやがった。


戦闘が終了した。


なぜか、ウンコはレベルがあがった。


考えられる原因はただ1つ。


ハエ魔族どもを魅了=動きを封じた。


勲一等の功績である。


正直、全然うれしくないけどね。


だってさ。

レベルが上がっても、こうなるだけ。


かっこよさが5下がった

=人間にとっての魅力が5下がった。


ウンコの臭さが5上がった

=ハエにとっての魅力が5上がった。


ああ、ウンコが大好物な超美少女。


どこかに落ちていないかな?


クソ野郎!

 


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