第39話 ウンコ、今旅立ちの時。
イエイ!
今ウンコ、旅立ちの時。
王都を追い出されて、世界を救いに行くんだ。
チェケラッチョ!
ここで、俺のステータス紹介。
名前 ウン公
LV 50 職業 ウンコ
性別 男 年齢 16
HP 8/8 MP0/0
力1 身の守り1 素早さ5 魔力1
カッコよさ マイナス245
ウンコの臭さ 345
所持金 0
装備 布の服(下着と靴はなし)
スキル なかなか死ねない。
ウヒャヒャ。ウヒャヒャ。
ヒャバババ。ヒャバババ。
ヘイヨー。
外に出たくねえヨー。
でもヨー、王都の議会ヨー。
マジにイカれていてヨー。
『世界を救うまで、ウンコは帰ってくるな法案』を可決しちゃったんだヨー。
……こほん。
というわけでさ。
正門にしがみつく俺は、蹴り飛ばされるようにして、外に出た。
外では、ルルナが待っていた。
俺の監視役だ。
『ウンコは浪費癖がある』
という理由で、路銀は全部、こいつが持っている。
ズキンが門の内側から走ってきた。
「はあ、はあ、仕事を抜け出してきちゃった」
ズキンはそう言って、俺の首にペンダントをかけてくれた。
銀貨にヒモをつけただけの、見るからに手作りの物だ。
「これはお守りだよ。最後の1枚だから大事にしてね」
「うん、わかった」
そう俺は言った。続けて、
『ヤダヤダ、行きたくないよ。ズキン助けて!』
と駄々をこねるつもりだったにさ。
「さあ、ウン公さん。行きますよ。世界を救いに!」
ルルナが俺の手を引っ張って、引きずっていく。
こいつ、バカだ。
ウンコの手を握っているのに、平然としている。
監視役も命令されたわけじゃなくて、立候補したらしいしな。
ズキンの姿がどんどん小さくなっていく。
でもわかる。
ズキンはカワイイドレスを着ている。
とびっきりの笑顔でだ。
天国のご両親もきっと笑顔でいるはず。
「お兄ちゃぁあああん! がんばってねぇえええ!」
ズキンの声が聞こえてきた。
しゃあねえな。
ちょっくら、世界でも救ってくるか。
でも、ウンコの俺がどうやって?
第1章 ウンコと赤ズキン、おまけに姫騎士。完。
第2章 ウンコとダンジョン、おまけに姫騎士。に続く。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
非王道な話でしたが、続編をできれば書きたいと思います。
皆さん、厳しいご意見とご感想をお願い致します。
是非、参考にさせて頂きたいです。




