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第15話 ウンコ、ついに就職を果たす。

 俺、職業案内所に再び参上。

 役人ども、みんな敬礼。

 俺じゃなくて、ルルナにだけどね。

 

 いやあ、王族って偉いんだね。

 お付きのウンコにだって、権威を与えてくれるんだ。

 

 俺を小馬鹿にした男の役人いたじゃん。

 あいつ、顔真っ青にして、こう言ったよ。

「先日は、まことに申し訳ありませんでした」

 

 俺は寛大だからさ。

「我、高貴ゆえ、下民の愚行など気にせぬ。はっはっは」

 超上から目線で、そう言ってやった。

 

 もちろん、頭をなでなでしながらね。

 あいつ、今日2時間は頭を洗うんじゃね。

 

 ぷぷぷ。そんでさ。

 職案職員が総出で、ウンコでもできる職を探してくれたんだ。

 

 役人(キャリア以外)は無能だ。

 よく、ネットとかで、そう話題になるじゃん。

 

 でも、それ違うよ。

 

 彼らは、難しい採用試験をパスしているからさ。

 地の頭はメチャクチャ良いんだよ。

 日本が誇る天才集団。

『四菱銀行やTOYODA』の社員と同じくらいにね。

 

 なのに、彼らの仕事はさ。

 その重要さとは対照的に、単調で退屈。

 

 しかも、職場にはさ。

『頑張って出る杭はメッタ打ち』文化がはびこっている。

 これでは、彼らの知性を満足させるなんて、できるはずがない。

 

 故にさ。

 彼らの一部がやる気をなくしちゃうのは、必然の結果なんだ。

 

 ウンコの仕事を探す。

これって、やりがいあるよね。

 スエズ運河を掘るよりも、壮大なプロジェクトだよね。

 

 で、1つだけさ。

 ウンコでもできる仕事が見つかったんだ。

 

 カレー屋のバイトでさ。

 

 有限会社 エターナル・カレードリーム。

 職種 社員級アルバイト

 仕事内容 雑用各種 ※誰にでもできる簡単なお仕事です※。

 日給2G     (ナーガ国の法定最低賃金=時給5G)

 1日18時間労働 (ナーガ国の法定労働時間=1日8時間以下)。

 

 求人票の一番下にはさ。

 辞書の文字よりも小さく、こう書いてあった。

『歩合による減給有り、季節と景気による不定時間の残業有り』

 

 うん、完全にブラックだね。

 

 でもいいさ。

 カレー屋ならまかないを食える。

 

 カレー屋で頑張り続ければさ。

 いつか世界が、俺をカレー屋だって認めてくれる。

 

 で、職業『カレー屋』になったら、俺はね。

 すぐに独立して、ズキンを迎えに行くんだ。

 

 頑張るぞぉ。


 

 俺は、すぐに面接を受けに行った。

 結果は見事採用。

 

 おっしゃあ!

 

 足下を見られて、1日20時間労働にされたけど、気にしない。

 体力には自信がある。

 

 日給も1Gにされたけど、気にしない。

 

 どうせ今や、どこのパン屋に行ってもさ。

『パン1個9999G』のウンコ特別価格だからね。 

 

 まかないは、ジャガイモとニンジンの皮だけど、気にしない。

 欲しがりません、勝つまでは。

 頑張るぞぉおおおおおおおおおっ!




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