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ひとり石段をのぼるもの/ 息をする言葉/
宗次郎 コンドルは飛んでいく/天空のオリオン より。
ひとり石段を登るもの/
振り向いた星は
眠る湖に
微かに頷いた
沈んでいくのは
静かな奏で
穏やかに水面は流れ
満天の星の
一斉に瞬いて
ストロボのように
この世は
一瞬の明晴
一瞬の暗黒
微か風の声
遠い 遠い あの風は
コンドルを友として
金河銀嶺を吹き抜ける
その両翼は
冷たき哀しさを知り
その両眼は
光射す山麓と
陰沈む谷間を見る
大鳥は遥か高く
鉄の町より ひとり
風の空へ 石段を登るものを
見送るのみ
息をする言葉/
語るように
歌うように
奏でるように
響くように
息づぎのリズム
言葉も呼吸している
オカリナいいなー。
この企画は、皆さまに支えられて楽しんでおります。(←ズルいかも)
素敵な出会いに感謝! (`・ω・´)キリッ