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しるし(詩集)

甘味

作者: ごり


生のキャベツの葉をかじった




甘かった


驚くほど甘かった



キャベツごときに感動してしまった





はて…


生の自分はどんな味がするのだろう



しょっぱい?

辛い?

苦い?




たぶん



腐ったような味だろう

一瞬で吐き気をもよおすような味




としか 言えない




人間失格




奈落の底に堕ちろ





じゃないと


治らない


この愚かさ





もっと もっと もっと



堕ちろ 堕ちろ 堕ちろ




暗やみにのまれて




堕ちろ 堕ちろ 堕ちろ




底無しの奥へ奥へ




堕ちて 堕ちて 堕ちて

堕ちて 堕ちて 堕ちて





君の苦しみの 絶望の深い痛みのカケラを


もし途中で拾うことが出来たなら





キャベツの葉を一緒にかじりたい



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― 新着の感想 ―
[良い点] どこか、惹かれてしまう話しでした・・・ 良い点とかではなくて、本当に良かったです。 [一言] この詩、好きです。 なんか、変ですみません・・・
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