第64話 夢の出来事
~ぴっちりキャッスル1階食堂~
翌日のぴっちりキャッスルの食堂にて…
モエ「ねえ……ちょっと変な夢を見たの」
シズク「…変な夢…」
ハク「変なのね…」
プリセラ「その夢の内容を教えてくださる?」
モエ「うん…船に乗って…無人島に行く夢。オペリフェール遺跡で見た島とそっくりだった」
ハク「無人島……か」
モエ「でもね、人の気配が全然なかったの。それで…なぜか屋敷の方に走ってて……」
シズク「屋敷……」
アス「じゃあその屋敷の中に入ったというのか?」
モエ「扉を開けたら…中は屋敷じゃなくて大洞窟で……」
ハク「屋敷の中が大洞窟!?」
モエ「その一番奥に…魔法のランプがあったの」
アス「……ただの夢、とは思えねえな」
プリセラ「オペリフェール遺跡に無人島…そして魔法のランプ……」
ハク「なあモエ。怖かったか?夢の中で…」
モエ「ううん。怖くはなかったけど…」
ハク「そうか…じゃあ…そいつは警告じゃないな…多分モエが呼ばれてるんだ…」
オレジ「また厄介そうな話題が来たね……」
モエは胸を手に当て考える…夢なのに
今もなお…あの光の感覚が残っていた…
魔法のランプ…謎の無人島…
オペリフェール遺跡の壁画の映像に酷似した島…
ハク「まあ…けどな…肝心の船がねえな」
アス「だな…」
ハク「今のところはお預けだな。無人島の話は…またそのうちだ」
モエ「……まあ、そうよね。夢の話だし…今すぐどうこうって訳でもないし…」
ハク「それよりだ。1階の訓練所で…モエとプリセラに戦ってもらう…モエの神器慣らしでな…」
そのハクの言葉で食堂の空気がざわついた…
シズク「えっ…今からなんですか?」
オレジ「いきなりだねぇ…まあその方が面白いし…ねっ!!」
モエ「……わかってるわ。神器も使えるようになったし…試すならちょうどいいでしょ」
プリセラ「おーほっほっほ!!!よろしいですわ。新たに神器の力を得たモエさんが…どれほどのものか…このプリセラが!!じっくり見て差し上げますわ!!」
ハク「プリセラ乗り気だな…まあこれで決まりだな…モエVSプリセラのマッチアップだな」
…とその瞬間だった…
オレジ「ちょっと待ったぁぁぁ!!」
ハク「なんだよ…」
オレジ「なんだよじゃないの!!食べなきゃね!!ほら朝ごはんだよ!!」
シズク「さすがですね」
オレジ「それに…空腹で訓練とか…倒れる未来しか見えないでしょ?」
次の瞬間…食堂のテーブルに
オレジが素早い手先で次々と朝食が並べられていく…
本日のメニュー
・ふっくら炊き上がった白ごはん
・湯気の立つ赤みそ味噌汁
・焼き鯖
・卵焼き
・野菜たっぷりの小鉢サラダ
オレジ「今日は訓練するでしょう…?だからさ消化の事も考えてあるよ☆」
モエ「……確かに。お腹空いたままじゃ…集中できないわね」
プリセラ「ええ…戦いは万全の状態で挑むべきですわ。それが礼儀というものですもの…」
アス「そいつは…いい心構えだな」
ハク「じゃあ…腹ごしらえしてからだ。訓練は逃げねえからな…」




