第60話 サンブ城下街
~サンブ城下街~
サンブ城下街は活気に満ちていた…
石畳の道の両脇には色々な露店が並び…
香ばしい焼き物の匂いに…甘い菓子の香り
人々の笑い声が聞こえてくる…
シズク「まあ……っ!!本当に賑やかですね…なんか見ているだけで…楽しいです!!」
プリセラ「でしょう!?でしょう!?」
ハク「プリセラお前テンション高いな…」
プリセラ「この街は"安やぎレイクの水源"の恩恵も受けていますの。それによって…物資も人も集まりやすい…誇らしい城下町ですわ!!」
ハク「プリセラ、完全に観光案内役だな」
プリセラ「当然ですわ!!だって…わたくしの血筋が治める城下ですもの!!」
そう言ってプリセラは二人を先導する。
屋台で串焼きをプリセラに買ってもらい…
宝飾店では足を止めてから見て…、
魔道具屋の前では…シズクが目を輝かせてガラスケースを覗き込む…
ハク「シズクは…こういうのが好きなのか?」
シズク「はい。好きですね。それに…実用的な物もそうでない物も…なんか見ているだけで楽しくて」
プリセラ「…(なるほどですわ…ハクが楽しませたいと言うのも…なんだか分かりますわね…)」
金色のぴっちりスーツを纏った王女は心の中で静かに笑っていた…
ハク「なぁシズクはサンブ城下街を楽しむことができたか?」
シズク「もちろんですよ。初めての城下街で…あれほど賑やかな場所……とても良い思い出になりました」
ハク「それなら連れて行った甲斐があったな」
プリセラ「ええ…そうね」
シズク「楽しかったですよ?でも城下町じゃなくて…城下街なんですね…」
ハク「細かい事は気にするな…」
プリセラ「それでは…そろそろサンブ城に戻りましょうか?」
ハク「ああそうだな…
三人は再び城へ戻る…
~サンブ城・魔法陣の間~
プリセラ「ここがサンブ城の魔法陣の間ですわ」
ハク「なるほどな…此処で魔法陣キーを使えばいいんだな」
プリセラ「そうですわ」
するとハクが持つサンブ城の魔法陣キーが淡く光り…床に刻まれた文様が回転を始めると…
光を纏い弾ける…そのサンブ城にはハク達3人の姿は無い…
ワープしたからだ…
~ぴっちりキャッスル地下2階~
ハク「戻って来たな…」
するとそこには…
アス「おかえり…だな」
待っていたのはアスだった…
ハク「ああ」
アス「それに……プリセラも」
プリセラ「ええ。そうねアス…本当に久しぶりですわ」
そして…
プリセラ「おーほっほっほっほ!!いい気分ですわ~!!」
アス「相変わらずだな…」
ハク「んで…アスに聞くが…モエはどうなった?」
アスは短く…だがしかし確かな言葉で答えた
アス「仕上がった。彼女はモエは…神器を使えるようになったぞ」
ハク「……そうか…遂にか…」
するとプリセラが意味ありげに微笑んで…
プリセラ「物語が…また一段階進みましたわね」
シズク「……はい。でも…きっとモエさんなら大丈夫です」
アスは腕を組み…地下二階の魔法陣群を見渡しながら言う…
アス「さて…いずれ築城メンバー全員が揃いつつある。次は……忙しくなるかもなハク」
ハク「ああ。確かに…ここからが本番だな」
こうしてぴっちりキャッスルに再び集った者たちの運命は…
確実に次の局面へと動き始めていく…




