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第58話 王女プリセラ

~サンブ城・姫の部屋~

それは…金色のドレスを身にまとい…艶やかな金髪

髪型はいかにもお嬢様としたようなロールツインテール…

背筋をぴんと伸ばした立ち姿には…

育ちの良さと揺るがぬ自信が滲み出ている…

そう彼女こそが…サンブ王女プリセラ

プリセラ「おーほっほっほっ。お久しぶりですわねハク」

そのプリセラの声には…王女らしい気品とどこか親しみが混ざっているようだ…

ハク「久しぶりだな」

ハクは肩の力を抜いたまま答え続ける…

ハク「……あの時以来の再会だな」

プリセラ「そうですわね」

プリセラは懐かしむように目を細めると…ふと何かを思い出したように言葉を続けた

プリセラ「アスは……どうしてますの?」

その問いにハクは即座に答えた

ハク「ああ戻って来たよ。今はぴっちりキャッスルにいるから安心してくれ」

その瞬間にプリセラは安堵して…言う

プリセラ「……よかったですわ」

扇子で口元を隠しながら…ほっと息をついた

プリセラ「本当に……」

しかし…ハクはそこで言葉を切らずに続けた…

ハク「けどな……あと二人(・・・・)…まだ連絡が取れない」

そのハクの言葉にプリセラの笑みが静かに消えてしまった…

プリセラ「……そうですわね」

声は穏やかだが…そこに含まれる心の重さは…

明らかに先ほどとは違っていた…

そのやり取りを横で聞いていたシズクは我慢できずに口を挟む…

シズク「……あの、正直失礼なんですが…一体何のお話なんですか?」

プリセラの視線がここで初めてシズクへと向けられた…

それに答えたのはハクだった…

ハク「ぴっちりキャッスルを築いた時の…初期メンバーの話だ」

シズク「築城……?」

ハク「俺とアス…それからプリセラ…そしてあと二人だな…」

プリセラは静かに頷く…

プリセラ「まだ何も…知らないのね…この子は」

そう言ってからプリセラはハクに視線を戻して言う

プリセラ「……あの城は…ただの拠点ではありませんわ。あなたもそれはよく分かっているはず…」

ハク「分かってる。だからこそだ…つまりここに来た」

そのハクの言葉にプリセラはふっと微笑えんで…

プリセラ「相変わらず、肝心なところで迷いませんのね」

そしてプリセラはシズクへと向き直り…優雅に一礼した。

プリセラ「改めましての…はじめまして。わたくしサンブ城王女のプリセラと申しますわ」

シズク「し…シズクです……!」

慌ててシズクはプリセラに頭を下げた

プリセラ「堅くならなくて結構ですわ。貴女はハクが"連れてきてくれた"方なのでしょう?」

シズク「……はい。付き人として」

プリセラ「まあ…付き人だなんて…随分とかわいらしい付き人ですこと♡」

ハク「おい…プリセラ…余計なこと言うな」

プリセラ「…余計な事じゃありませんわ、さて…本題に入りましょう」

ハク「ああ頼む」

プリセラ「連絡の取れない二人。そして…再び動き始めた魔王軍…ねぇハク…貴方が思っている以上に…世界はきな臭くなっていますわ…」

シズクはその言葉を聞きて確信した…

シズク「…(やっぱり!!ハクさんは…ただの人なんかじゃないッ!!)」


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