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第42話 魔法陣キー

するとアスがローブの内側から…

奇妙な形をした金属製のキーを取り出す…

古代文字のような刻印が走り…淡く光を放っていた。

アス「これが奈落峠専用の奈落峠魔法陣キーだ」

シズクが息を呑んで言う…

シズク「魔法陣……キー……?」

アスは淡々と説明する…

アス「ぴっちりキャッスルの地下2階には、複数の転移用魔法陣がある。それ以上でもそれ以下でもない」

ハク「ただし魔法陣キーが無いと…その入口すらただの人間には認識できない」

モエ「つまり……それって…」

アスが頷いた。

アス「奈落峠と…ぴっちりキャッスルは直結している」

オレジが思わず声を上げる…

オレジ「ちょっと待って!?じゃあボクたち…今まで何のために砂漠とか森とか歩いてたの!?」

ハクは苦笑する。

ハク「安全確認と…世界を知るためだな。それに……」

一拍置いてから言う。

ハク「魔法陣キーは奈落峠魔法陣キーはアスが持ってる…俺一人じゃ使えないし奈落峠からの一方通行だ…」

シズクは納得したように頷く。

シズク「だから、大地の専門家が必要だったんですね……」

モエ「確かに…便利だけど……同時に秘密も多い城ね」

アスは魔法陣キーを握り直し…真剣な表情になって言う…

アス「便利なものほど…扱う人間を選ぶ。だからハクじゃなくて俺が管理してた」

ハクはアスの肩を軽く叩いていった

ハク「これからは、一緒に管理するさ」

アス「…そう言うところが危ないって言ってんだよ…まあいいが…」

ハク「さらに…地下2階にはな…確かに魔法陣がいくつも存在するだが…今、使えるのは奈落峠に繋がる魔法陣だけだ…」

シズク「え?じゃあ、他の魔法陣は……?」

アスが淡々と補足した。

「魔法陣キーが無い。それだけだ…」

モエは眉をひそめていった…

モエ「つまり……魔法陣そのものは存在しているけれど、起動条件である魔法陣キーを持ってないと言う事ね…」

アス「理解が早いな」

ハク「他の魔法陣を使いたければ…対応する魔法陣キーを手に入れる必要がある」

アス「補足だ…魔法陣キーには3種類ある…まず一つ目は奈落峠から城までの戻り一方通行型…城からの…新エリアへの…行き一方通行型…そして…城からの城への…行き来通行型だ…」

オレジが腕を組んで…考え込む

オレジ「魔法陣キーって…具体的にどこにあるの?」

アス「具体的な方法は二つだ」

アスは指を二本立てて見せる…

アス「宝箱から入手するか、人から譲り受けるか」

シズク「人……?」

シズクが首を傾げる。

ハク「そうだ人だ…魔法陣キーは…冒険者や研究者あるいは異世界を渡る機関の人が持っていることもある…」

モエ「つまり…出会いそのものが鍵になる…そういう仕組みなのね」

アスは少しだけ真面目な声になる…

アス「それともう一つ重要なことがある」

アスとハク以外の女子全員の視線が集まる…

アス「魔法陣はぴっちりキャッスルの地下2階だけにあるとは限らない…」

オレジ「えっ?」

オレジが思わず声を上げた。

アス「場合によっては…世界の至る所に刻み込まれている」

アスはそう言って…床を軽く踏み鳴らした。

アス「遺跡の奥…洞窟の壁…城の床、ひどい時は何気ない広場の石畳の下とかな…」

ハクが苦笑して言う

ハク「だから見つけても…魔法陣キーが無ければ…それは"ただの模様"にしか見えないって訳だ」

シズク「知らずに踏んでいたかもしれないんですね……」

アス「十分あり得る…だが、それが普通だ。魔法陣は魔法陣キーを持つ選ばれた者だけが認識できる構造になっている…往古の時代からな…」

モエ「今更思うけど…ぴっちりキャッスルはただの拠点じゃないのね…」

ハクは「ああ。あそこは"始点"でもあり…まだ繋がっていない無数の世界への扉でもあり…異世界にも行ける可能性もある」

アスは締めくくる。

アス「今はこの一つだけで十分だ。だがいずれこの鍵束が増えていくことになる…」


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