第10話 瓶入りの聖水
するとハクは静かに口を開くと…
ハク「じゃあ呪いを解くか?」
モエ「そうしてよ…」
オレジは空中で羽ばたきながら元気よくしている…
オレジ「お願いねハク!!」
ハク「その前に…モエは驚くかもな…」
モエ「…?ぴっちりスーツを着込んだ男が驚くかもなってどういうこと?」
ハク「いいかいまから俺は瓶を取り出す…」
モエ「いや…無理があるでしょ…何も持っていないじゃない…」
オレジ「そう見えるでしょ~☆」
ハク「まず…前提としてアイテムボックスを知ってるか?モエ」
モエ「知っているわよアイテムボックスでしょ?確か…かなりまれなレアスキルで…異空間に道具を無制限に保存できるんでしょ?」
ハク「よく知っているなモエ…でそれを俺は使える」
モエ「へぇ~使えるのすごいわね~ってちょっと何言ってんの!?ど…どういういみなのよ!?驚きが止まらないんだけど…!!?」
ハク「事実俺はアイテムボックス通称IBを使えるんだぜ?」
するとハクはIBから黄色い液体が入った瓶を二つ取り出した
ハク「これが聖水だ。魔物共が使う呪いを打ち消す力を持っているんだ」
モエはその瓶の中身を見つめて眉を顰め…
モエ「…なによこの黄色は…聖水なら白色が普通じゃないの…?」
オレジ「あのね色は関係ないって!!飲めば効くよ!!」
モエ「大丈夫なの…これ…」
ハク「まあ大丈夫だから飲んでくれ…」
モエ「わかったわ…ずっとハーピーのままでいる訳にもいかないし…」
モエとオレジはハクから聖水の入った瓶を受け取り口に含んだ…
ごくっ…ごくっ…
その風味は以外にも美味しく…レモンの酸味にハチミツの甘さ…聖なる雫…そして清浄なる薬草の味がした…
飲んだ瞬間に体中にあたたかなチカラが宿り…
両椀の翼は腕に戻り…両足の鳥脚は足に戻った
ハーピー化した肉体が元に戻る…
モエとオレジはいつものぴっちりスーツ姿に回帰したのだ…
モエ「…ふぅ…なんとか戻ったわ」
オレジ「やった~☆ハッピーじゃなくなったよ!!」
モエ「ハーピーね…その理屈だとアンハッピーよ…」
オレジ「でも空飛べたの楽しかったかも~☆」
モエ「ふふっ…アンタ調子にのって良さそうね…」
オレジ「ねぇモエ」
モエ「どうしたの?」
オレジ「お胸ちっちゃいね!!貧乳なの!?」
モエ「…気にしてるのよ!?ちょっと貴女デリカシーないの!?」
オレジ「分けて上げれるんなら…分けるんだけどな…」
モエ「…悲しくなるからやめてよ…」
ハク「まあこれで騒ぎのあった商店街も大丈夫そうだな…」
モエ「そうねハク」
ハク「それでオレジ次は呪いをかけられないように油断するなよ?」
オレジ「わかってるよ~☆」
モエ「………(あの聖水の味を見て…黄色になるわけ…)」




