第一章ダンジョン
「はぁ…迷ったんだ…」
僕はたけ、竹林まこと。通称たけだ。
ある日僕が押入れの襖を開けると
ダンジョンが広がっていた。
「十字廊の先を抜けたらまた十字廊…」
こんな所でゴブリンに会ったらおしまいだ…。
「あの緑の光るスライムどこに行ったんだろう…」
早く見つけて帰らないとモンスターに殺されてしまうかもしれない、レベル上げのつもりでダンジョンのスライムを狩まくってて、途中緑色に光るスライムを見つけたんだ、追いかけている途中十字廊の部屋に入ってから迷い出したんだと思う。
「お腹すいた…ラーメン…餃子…カレーライス」
だめだ、食べ物の事を考えるな。
とりあえずあの緑色に光るスライム
を見つけ出してから考えよう。
1時間くらい歩いただろうか…。
「もう…だめだ」
迷い続けて休憩もしなかった僕は地べたに寝転んだ。
「あーお腹すいたー」
仰向けになり一人でポーズは叫ぶ。
「ギブアップですか?ご主人様」
僕のズボンポケットの中から霞んだ声が聞こえる。
「もう…ぎぶぎぶ」
…は?僕は辺りを見回し冷静になりスライムの話を聞く。
「私です緑色に光るスライムです」
「なんでもっと早く出てこなかった?」
ズボンのポケットが緑色に輝いていた。
「私が言うのもなんですが…私は色違いのレアモンスターでひかるんです」
「色違い?」
「はい、その確率は4018/1です」
…聞いていない。
「とにかく!私はレアモンスターなんです!そう簡単には
捕まりません!」
「…とりあえず僕の部屋に戻してくれ」
緑色に光るスライムは魔法を解除した。
「魔法…?」
「はい、魔法です」
「なんだ、魔法だったのか…ん?魔法!?」
「魔法なら早く解除してくれ…」
こうして僕達は襖の部屋へ帰ることができましたとさ。
「ご主人様!私に名前を下さい!」
「名前?」
「そうだなぁ…何でもいいの?」
つづく。
初めて小説を描きました至らない点が多いと思います、アドバイス、感想等お待ちしております!