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お嬢様の日常

どこかの世界のどこかの国のどこかの御屋敷で。

メイドの声が響きます。


「お嬢さま!お嬢さまー?おじょーさまー!おじ!ょうさま!」

「最後のどういう言い方!?」

「あー!ようやく見つけましたよお嬢さま!」

「見つかったわ・・・って、自室に居るんだから探し回ったみたいな言い方するんじゃないわよ!」

「何してらっしゃるんですか?」

「読書よ。web小説が面白くて」

「ネットあるんですねこの世界」

「無いわよネットなんて」

「無いものが伝わる不思議は置いといて。web小説なんですよね?」

W(われわれの)E(えがおを)B(ばらまく)小説よ」

「ばらまく」

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