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~エピローグ#2~

私は確か仕事をしておらず、毎日毎日パソコンの前で求人サイトをみたり、某掲示板を見たりと自堕落な生活を送っていた。

そんな時、求人サイトにて<被験者募集、反応速度、神経の伝達速度に関するデータを取ります。報酬が高額なので申し込みはお早めに!>というあからさまに怪しい求人を見た。どうせ当たらないだろうと思い、応募してみると当選してしまったようだ。

私はかなり田舎に住んでいるので旅費はどうしようかと思ってたのだけども、どうやら旅費、宿泊費、全てあちらで持ってくれるらしい。うむ、これは親切だ。

親には仕事が決まったとだけ、詳しい事は説明せずに家を出た。

学生の時以来の新幹線に乗り込みひたすら都会へ都会へ、おや東京に着いたみたいだ。

東京駅で右往左往してると、自分が応募したらしい会社の職員さんらしき人が見えたので遠くから手を降る。しかしとっさに手を引っ込めてしまった。周りにいる人の事を考えてたしまった。恥ずかしい。

いそいそと職員の元へ駆けると、「ご応募いただいた???さんですね!それじゃあお車の方へどうぞ」と車に乗るよう促された。これはもしや怪しい仕事で、表向きは求人サイトに載ってる通りだが、裏では過酷な労働をさせられるのではと思った。そう思った理由の1つにこの車、窓が全て外を見えないようにしてあるのである。緊張が高まり、手汗と膝の震えが止まらない。この車に乗っているのは先の職員とドライバーと自分の3人で職員は助手席に乗ったので、自分は後部座席を一人占めである。

そんな事を考えていると車は何も告げずにエンジンに火が入り、発信した。どれぐらい乗っていただろうか、スマホを見たかったが取り上げられるかもしれないのでスマホは出さない。時間を聞こうにも後部座席と前部座席には防音のガラスがあり声をかけることすらできない。いったいどこにいくんだ。

5時間程たっただろうかという時に車は突然停止した。目的地に着いたらしい。

後部座席のドアが勢いよく開かれ外へと促された。

ここは森の中にあり、建物が病院の用だがやけに寂れてる。廃墟か?

そうこう思っていると中へ中へと促されそれに着いていく。

驚くことがあった。廃墟に思えた病院は中は綺麗で掃除も行き届いており、人気が無いことを覗けば立派な病院だった。

駅であった職員はすでに何処かへ行ったらしく、知らない職員2人に挟まれエレベーターへ誘導させられる。このエレベーターは地下へと向かう様だ。

地下3階に止まりエレベーターを出る。職員2人に気付かれないよう小さく首を動かし、目を大きく動かして左右を見る。廊下しかない。耳に意識を傾ける。空気は完全に止まっていて、階段が無いことがわかった。

しぶしぶ2人の案内する方へと向かうと大きな扉があった。まるで手術室だなと内心ほくそ笑んでいるとドアが開き、そこにはパソコンが数台と電気椅子の用なモノ、そして科学者らしき人間が私の到着を待っていたかのように話し掛けてきた。???「待ってたよ!さあじゃあそこの椅子に座ってね!痛いことはないけど、ちょっと眠ってもらうよ?別に変なことはしないから安心してね!報酬はこれが終わったあとに渡すからね。もちろん現金で!」

そう言われ、しぶしぶ椅子に座る。手枷を填められると思っていたが違うらしい、血圧を測るモノ、おそらく脳波を調べるモノを被せられた。一体何なんだと好奇心により心臓がドラムよろしく心地よいメロディーを刻んでいる。

???「それじゃあお注射しますね~。痛くないですから安心してね~」と突然首に注射を打たれた。


ここから300年後に目覚めるまでの記憶がない。

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