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第三十八話 朝の訓練

 三十分ほど準備運動のランニングを済ました俺は、一旦家に入り、出来る限り物音を立てないように、タオルと飲み飲み物を取り裏庭にある道場に向かった。裏庭に着くと、天風が水を飲んでいた。

「早いな、天風」

 天風に話しかけると、こちらを向きフルフルと顔を振って、こちらに向かってきた。

「一緒に行くか?」

 俺の問いかけに、天風は「クゥーン」と鳴くことで反応した。道場の扉を開けると、木のにおいがした。靴を脱ぎ一礼をし、中に上がる。道場内は広くはないが、剣の練習をするには十分すぎる広さを有していた。俺は、まず端にある棚に、タオルと飲み物を置き、また玄関に戻る。そして天風の足を玄関に置いてある綺麗な雑巾で拭き、中に上げる。天風が静かに畳の上で押す割をした。そして俺は、刃を丸め、重さを天風と同じにした鉄刀を物置から取り出し、道場の真ん中に立つ。

「すぅ~……はぁ~……」

 俺は大きく呼吸をし、集中する。そして下段『下三日月しもみかづきの構え』から剣術の訓練を始めた。

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