5話 手にしたチート
王宮の図書館にて
とりあえず気になる本を片っ端から読んで行った。ーー俺の趣味的に神話とか魔法とかに関する本が大半をしめるがーーそこでわかったことはいくつかある。この国は過去に何度か勇者を召喚したことがあるそうだ。この国の1番古い勇者は銅像など国内の所々にあり有名らしい。名を『ユウタ』と言うらしい。しかし、その後の勇者たちは名すら残されていなく、大半の勇者達が不幸な事故で亡くなった。と書かれている。少し自分の身が心配になって来た。あといくつかの伝説が書かれた本に『消滅のラミアス』と言う者のことが書かれていた。どうやらラミアスは物事をなかったことにしたり、事実の改変などができるようだった。そして、ラミアスは人々を騙し、己を勇者と名乗り国を乗っ取ろうとした『コウタ』を倒したいい奴らしい。まぁ、事実の改変ができるなら、本当にいい奴かどうかはわからんけどな…この自称勇者の『コウタ』は色々な伝説に所々出て来るんだよな。元祖の勇者と名前似てるし。どんな人なんだろう?…まぁ日も暮れて来たし、今日は帰るか。
☆☆☆
無事部屋までついた。…無事についた。この世界の人々は全体的にガタイがいいので怖かった…そんなことよりスキルはまだ来ないのか?などと考えていると、ピロリンピロリンとクソダサい着信音みたいなのが聞こえた気がした。
『スキルの準備が整いました。ステータスをご覧ください。』
はっ!来たぞ!
「ステータスオープン」
ーーー
名前 イトウ レン
種族 ハイ・ヒューマン
レベル1
HP 600
魔力 800
称号 勇者
スキル
上級創造魔法(道具) -Lv.1
上級光属性魔法-Lv.1
上級闇属性魔法-Lv.1
無属性魔法-Lv.1
初級水属性魔法-Lv.1
魔力変換-Lv.1
隠蔽-Lv.1
ーーー
おぉぉぉー!すごい!こんなにスキル持ってるなんてチートすぎる!一つづつ確認していこう!
『上級光属性魔法
上級闇属性魔法
初級水属性魔法
無属性魔法
無名の魔剣』
は明日、迷宮に行って使うとして
『神の魔力強化薬EX』
「これを、の、飲むのか?」
なんか透明な瓶にえげつない色の液体が入っている。
「く、飲むか!」
俺は一気に腹に入れた!
あぁ〜!あ、甘い?!
「あ、美味しい!」
美味しかった。
ステータスが気になるので見てみる。
ーーー
名前 イトウ レン
種族 ハイ・ヒューマン
レベル1
HP 600
魔力 200000
称号 勇者
スキル
上級創造魔法(道具) -Lv.1
上級光属性魔法-Lv.1
上級闇属性魔法-Lv.1
無属性魔法-Lv.1
初級水属性魔法-Lv.1
魔力変換-Lv.1
隠蔽-Lv.1
ーーー
ま、魔力が!200000!!!なんたることだ!チートすぎる!さすがに、これはバレたら怖い!どーしよう!あ!そうだ隠蔽がある!
『隠蔽発動!』
魔力を魔力の高さを隠してくれ!俺は神に拝んだ。そして目を開けステータスを見てみると…
「ま、魔力が隠せた!?」
魔力の欄にこう書かれている。
『魔力 800(200000)』
「テンプレでいくと鑑定されてもカッコ外の数字で表示されるのか…」
続いて『マジックポーチ(無限)』かと思われるものすごくダサいがま口の袋を開けてみる。「は!!!中が異次元みたいになってる!」
試しにガチャ報酬の剣を入れて見た。サイズ的におかしいのに入っていく!?すごい!
『魔力変換』の使い方いまいちよくわからなかった。
更新頻度はのろっのろです。