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『魔力』そのもので異世界無双  作者: 午後
異世界転移
22/23

21話 友を守るために...

「これで、終わりだ。『火球(ファイアボール)』」


勇者の手から放たれた魔法はレンへと着弾する前に真っ二つに()()()()()()


「ん?なんだ!?」


「僕の(つるぎ)は魔法さえをも斬る」


リクがレンの前へと進み出た。


「やめろ!リク!お前がどうにかできる相手じゃない!」


「じゃぁ、レンは僕に友達が殺されるのを黙って見てろと?無理だね僕には」


「まためんどくさいのが...くそ『氷結弾(フロスト・バレット)』『雷撃(サンダー)』『火球(ファイアボール)』!」


勇者からいくつもの魔法が放たれる。


「灼熱の業火よ我が剣に宿りたまえ『魔法剣』!」


途端にリクの手にもたれていた感が赤く神々しい光を放ち、まるで燃え上がっているかのように見えた。


その剣でリクは全ての魔法を切り裂いた。


「くそがぁ!『氷結弾(フロスト・バレット)』『雷撃(サンダー)』『火球(ファイアボール)

強制転移(ランダム・テレポート)』!」


「リク!逃げてくれぇ!」


リクは次々と放たれる数多くの魔法を切り裂いていく。


「大丈夫だ。さっきも言っただろう。僕の剣は魔法を斬る!」


最後の魔法を叩き斬ろうとした寸前、リクは嫌な予感がした。


「なんだ!」


リクは自分の直感に従い、剣から手を離し一歩下がる。一瞬空中に投げ出された剣に勇者の最後の魔法が直撃する。


ピカァァァァァンッ!


まばゆい光を発したリクの剣は光が収まると同時に消えていた。


「なんだと!」


「カンのいいやつだ!だが!その余裕もいつまで持つかな!『強制転移(ランダム・テレポート)』」


「く、『鑑定』」


リクは飛来中の紫色に輝く光球を上半身を倒すことにより避け、鑑定を使った。


「転移魔法だと!」


着弾点にあった絵画が光り輝き消えた。


「少し、オーバーキルかもしれんが許してくれ!

氷結弾(フロスト・バレット)』『雷撃(サンダー)』『火球(ファイアボール)』『強制転移(ランダム・テレポート)』!」


四つの光球ぐそれぞれの別の色の光を放ち、リクへ向かって飛んで行く。


「リクッッ!避けろっ!」








リクがらしくない笑みを浮かべる。


「ははっ。僕の勝ちだ。」



最初に飛んできた水色の光球がリクの右腕に当たる。


パキィィィンッ!




リクの上体が氷漬けとなる。















続いて、同じ軌道を描いてきた黄色の光球が飛んでくるが、リクは両手を前に出す。


ズドォォォン!




リクの両手が黒く焦げ、煙が立つ。


「リクゥゥゥゥゥゥゥッッ!」















続いて、三つ目の赤色の光球がリクの凍った腹部に直撃する。


ボォォォォォウッッ!




リクの腹部に大きな風穴が開き、上体を覆っていた氷が完全に溶ける。


















四つ目に飛んできた紫色の光球がリクの腹の風穴を通り抜け、背後にいるレンへと直撃した。

...改行での文字数稼ぎ

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