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『魔力』そのもので異世界無双  作者: 午後
異世界転移
2/23

2話 スキル『10連ガチャ』

「ここがレン様のお部屋になります。」

「あぁわかった。にしても豪華だなぁ〜」

煌びやかすぎるだろというぐらいの照明。ふっっっっっかふかなベット。壁にかかってるよくわからない絵。王宮とかにしかなさそうなカーペット。何もかもが高そうだ

「それは当たり前です。王宮内なので。」

……王宮か…あながち間違いでもなかったな。

「ここまで道案内ありがとう。あとは一人にさせてくれ。」

「はい。わかりました。また明日起こしにきます。おやすみなさいませ」

ガチャン。ドアが閉まる音がした。

「はぁー。テンプレだなぁ。」

1人になり警戒心をなくし俺はいつものように独り言を呟く。

「にしても、ここまでテンプレならもしかして……」

はたから見たら完璧に変人だ。

「ステータス、オープン」

そう呟くと同時に俺の目の前に半透明の、文字や数字が書かれた板のようなものが浮かび出た。そこにはこう書かれている。


ーーー


名前 イトウ レン

種族 ハイ・ヒューマン


レベル1


HP 450

魔力 800


称号 勇者


スキル


『スキル・道具ガチャ』10連分


ーーー


「ガチャ?なんだこれは?」

スキルや魔力があるのは予想内だが、スキルがガチャなのは予想外だ。正直言ってもっとテンプレなものが来ると思っていた。

「どうやってガチャるんだろう?」

そう言った途端目の前の半透明の板にコマンドが出た。

『10連スキル・道具ガチャを引きますか?

YES NO』

「おぉ」

俺はソシャゲの配布系ガチャはすぐ引くタイプだ。

「とりあえず引いて見るか」

俺はYESと書いてあるところをタップした。

半透明の板に何か光る丸い10個ものがくるくる回っている。1つタップしてみた。

『スキル:上級創造魔法(道具) を手に入れた』

と表示される。面白くなってきたので残りの9個もタップした。

『スキル:隠蔽 を手に入れた』

『道具:神の魔力強化薬EX を手に入れた』

『スキル:上級光属性魔法 を手に入れた』

『スキル:上級闇属性魔法 を手に入れた』

『スキル:無属性魔法 を手に入れた』

『道具:無名の魔剣』

『スキル:初級水属性魔法』

『道具:マジックポーチ(無限)』

『スキル:魔力変換』

見た感じなかなかのチートな気がするな、これで俺も無双できるのだろうか?とか思ってたら半透明の板に字が浮き出た。

『ガチャの報酬のスキルや道具は持ち主の体に合わせたり、用意したりするのに少し時間がかかるので少々お待ちください。以後24時間以内にお届けします。』

「まじか、今日から無双ってわけじゃないのか。」

とりあえずやることもなくなった。そう思うと同時にとてつもない睡魔が襲って来た。俺は30分しか睡眠をとってない昨日の自分を恨みつつ、目を閉じた。


☆☆☆


日も暮れた夜遅く。王の間にはたった3人しかいなかった。うち1人は口をこうとする気配がない。

玉座に座りし者が口を開く。

「よくやった。あの混乱した状態で魔法をかけられたんだ。そう簡単には解けないだろう。」

「ここまでは大したことありませんお父様。問題はここからです。」

「そうだな。あと二日いや、あれだけいれば三日くらいか…」

「はい。おそらく。今回は全員仕留めたいですね。」

玉座に対面する派手なドレスを着た美女は汚い笑みを浮かべる。ただ1人無言を貫いている、美青年の首元に魔法陣が浮かび上がり禍々しい光を放った。

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