☆共通シナリオ2-A マキアスに賛同
「わかったわ、協力して暗殺者さん」
「おう、大口叩いておいて難だがさすがに一人ですぐに敵を殺れるわけでもないけどな」
それはそうだろうと皆は思う。私達が仲間をつれて敵の首を影でとる計画でいくしかない。
「では、本当に協力するという証拠の提示はできるか?」
「ああできる……何がいいんだ?」
この暗殺者ツヴァイ=ハルベをまともに信用する気はないが、もし敵と内通しているスパイだったら対処出来るようにしておこう。
「オレが口出しすることじゃないけど、信用できるのか?」
クレイはツヴァイを疑っている。それに彼は乗り気ではないようだった。
「それにしても、うたぐり深い兄さんが怪しい話を受けるとは思わなかったわ」
「まさか」
マキアスはひそかにニヤリと、口の端を上げた。
「まさかってどういうことだよ?」
「怪しい輩をまともに信用しているわけがないでしょう」
たしかに暗殺者の話は誰でも疑うが、ならなぜ依頼したのだろう。
「本当に奴が協力するならそれでいいですが万が一敵の仲間なら、という可能性もある。なら逆に利用するのも手かと思ったんです」
マキアスの考えていた前半は私も考えていたが、利用するまでは思い付かなかった。