21.戦闘フェイズ 通常シーン
GM ちなみに魔獣の位置ですが、まだ生きているクラスメイトの情報を流せば喰いついてきます
GM どうします?
ムツキ では、人払いをした夜の学校を舞台にしましょう。魔獣が通ってた
GM 了解ではみなさんはどこにいます?
ムツキ 保護してるモブ子さんの服、携帯を身に付け校庭に面した体育倉庫の片隅でうずくまってるふりをしてます。モブ子さん本人は現場のSTARFOXが指揮者で保護
順平 では体育倉庫の屋根に張り付いてます。
クローズ 校庭にいます
GM では、月光の下配下のぬいぐるみを引き連れ、小百合が現れます。
GM 壊れた笑みを浮かべながら、体育館倉庫に歩いていきます
クローズ コソコソと体育倉庫に近づいていきます
ムツキ 魔獣が入り口に立つまでじっと身を潜めています
GM では、倉庫入口まであと20メートルくらいの校庭で足を止めます。
小百合「ばれているわよ、でてきなさい、円卓の騎士」
順平「ばれてた」上から降りてきます。
クローズ「オー、ワタシ、エンタクノキシチガウアルヨ」
クローズ笑って「なんて言っても、信じるわけないですよね?」>魔獣
順平「その言葉を知ってるってことはアルカナがいるってことか……さっさと片付けて本命に行きたい」
ムツキ 苦笑を浮かべながら立ち上がって「誰から聞いたんですか?」
ムツキ「最初に会った時は、知りませんでしたよね?」
小百合「アルカナからよ」
小百合「指示内容はネットを介して理解したわ」
順平「アルカナ、ネットとかつかうんだ。やだぁ」
クローズ「ネットを使うアルカナ・・・」
クローズ「・・・インドラさんではなさそうですね」
小百合「違うわ、あなたたちのほうよ」
小百合「どんなセキュリティを私には効かない」
小百合「どこで私を嘲笑しようと私は・・・・気づK」
クローズ「なるほど、便利ですね。その技術で、復讐対象のクラスメイトの銀行口座を0円にしてあげたらどうです?」
クローズ「嫌がらせとしてはなかなかのものだと思うんですが」
順平「やめてあげて!」ウバイトルガーの脅威を思いだす
順平「最後に一つ聞きたんだけど、君はもう死んでいるの?」>小百合
小百合「さあ?どんな状態でも私は私よ」
小百合「お金がなくなるだけじゃ物足りないわ、彼女たちはもっと苦しんでもらわないと」
ムツキ「そうですか」さらっと流して「あれから少し、貴女の事勉強しました」
ムツキ「裏サイトであざ笑われていたから絶望ですか」「信じていた友達に裏切られたと思いましたか」「でも…」
ムツキ そう言いながらモブ子さんのスマホを取り出し、そのまま片手でぐしゃっと握りつぶして
ムツキ「こんな所に、あなたの友達はいませんよ。こんなの、こうやって壊れたり、電源を切るだけでも何も言わなくなるただの箱です」
ムツキ「死亡フラグを立てる勇気があったなら、どうして直接友達にぶつかれなかったんですか!」
ムツキ「忍さん、後悔してましたよ?貴女がもう少しだけ自分の恐怖と戦えていたら、もっと違う今日があったはずなのに!」最後は叫び声に
順平「人間には絶望から立ち上がるだけの力があるんだ。それと魔獣の力なんて下らないものを引き替えにしちゃいけないよ」静かに剣を構える
小百合「あなたは強いわね。でも、あなたに何がわかるの?弱い私の気持ちが」>ムツキ
小百合「泳げない人間に、泳げという傲慢さに気付いていないの」
小百合「ネットだけじゃないのよ、私はクラスのみんなと仲良くなろうと努力したわ、でもダメだった」
小百合「それで死を望んだ時にあの人がやってきてくれたの」
小百合「だから、私はまだ生きている」
小百合「だったら」
小百合「あなたは魔獣にならず、一人さびしく死ねばよかったというのね」
順平「立ち上がれっつってんだろ!話し聞けや!」怒り出します
小百合「じゃあ、助けてくれるの?魔獣となった私を」>順平
ムツキ「助けを…求めればよかったんだよ……」
順平「まあその力だけ殺せるようならなるべくそうしたいけど」
クローズ「巻き添えは出すものの、基本的にはクラスメイトしか狙っていないと言う点では、君に分別があることは分かります」
クローズ苦笑して「出来れば、その巻き添えも少ない方でお願いしたいところですが・・・」
クローズ「それで、クラスメイトを皆殺しにした後はどうするつもりです?」
小百合「おなじように誰かを苛めているものを殺すわ」>クローズ
クローズ「なるほど、分かりました」(そう来るだろうとは思っていましたが・・・)
ムツキ「ボクと同じように、ネットの世界をしってるあなたなら判るはずだよ?スイッチを切ればしゃべらなくなるただの箱でも、その向こうは無限の世界につながってる。ボクの所にも繋がってた」
ムツキ「助けを求めれば、手を差し伸べてくれる人は必ずいた。」「あなたは泳げなかったんじゃない。諦めて泳がなかったんだ」「弱ければ、泳いで逃げてよかったんだよ?」
ムツキ「でも、貴女は諦めた。だからそこで試合が終了しちゃった…」
順平「君も今やってるじゃないか!力で傷つけるのはイジメじゃないのか!」
小百合「なるほど、助けをもとめる力、諦めない力がないと生きていけないわけですね」
小百合「あなたは私を助けてくれなかったけど、それは私のせいなのね」>ムツキ
小百合「貴方(順平)のいうとおりかもね、私は自分が受けた苦しみを相手にも与えることしかできない」
小百合「ああ、弱い者を護ると宣言しても、本当に弱いものはその助けにすがることもできない」
小百合「なんて慈悲のない世界」
小百合「ねえ、おじょうちゃん。忍は後悔しているっていったけど」
GM 小百合が泣くような笑うような表情を浮かべる
小百合「忍は後悔しても、私を助けてはくれなかったよ」
ムツキ「そうだね。貴女とボクはこんな形でしか巡り合えなかった。でもね、貴女に助けを求める力がなかったなんてことは絶対無い」
ムツキ「だって貴女は、アルカナに助けを求めたから。今こうして、ここにいるんでしょ?」
ムツキ「貴女はほんの少し、選択を間違っただけ。手を握る相手を間違っただけ。でもね?」
ムツキ「その選択は、世界に許されないの」
ムツキ「だから。貴女に手を差し伸べるのが、間に合わなかったボクだけど」
ムツキ「せめて貴女の、魂だけでも救わせて」
小百合「救えないわ、あなたの自己満足のために救われるつもりはない」
小百合「さあ、殺し合いをはじめましょう」




