表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
失った時間  作者: MAMI
5/13

行動開始

 それでも葛藤した。

私なりに慎重に行動。

三日ほど様子を見た。

携帯電話の電源は切ったまま。

お父さんは日に日に苛立ってきている。

当たり前だよね。

大事な携帯電話を失くしてしまったのだから。

そろそろ限界だ。

携帯電話をわざとお父さんが分かりにくいところに置き、見つけるよう仕向けるなら今。

だけど、この三日、私は結局一度も携帯電話を開いてもいない。

だったら何のために自分の手の内に置いたのだろう。

こんなんじゃ、意味がない。

その日の帰り道、家の近くの公園に寄った。

そこで、携帯電話と向き合い、悶々と一人、悩んだ。

開いて閉じての繰り返し。

結構長い時間そんなことをしていたと思う。

だんだん辺りが暗くなってきた。

もうすぐお父さんもお母さんも仕事から帰ってくる。

時間に追い詰められて、とうとう私は携帯電話の電源をオンにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ