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宇宙の絆Ⅱ  作者: 秋華(秋山 華道)
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勝利への誓い

俺は、夕方からゲーム参加してきたじぇにぃと、一緒にテストバトルをしていた。

共闘が得意なじぇにぃと、息を合わせる事ができれば、もっと強くなれるだろう。

 アライヴ「じぇにぃちゃんって、接近戦はどうなの?」

 じぇにぃ「ライフルのさきでぇきるよぉ。」

なるほど。

確かに先には刃がついているけれど、これだと接近戦はあまり得意ではないとみるべきだろう。

それにスピード型ではないから、接近戦が得意なスピード型が相手だと、少しつらいかもな。

 アライヴ「ちょっと俺機体を代えるから、テストバトルしよう。」

 じぇにぃ「まけないぞぉ。」

味方同士なら、テストバトルは対戦形式で行う事ができる。

 アライヴ「本気できてね。」

 じぇにぃ「ぁぃぁぃさぁ~」

さて、お手並み拝見だ。

俺が今乗っているのはSSだ。

これはドリームと同型機と言っていい、近接格闘機のスピード型だ。

俺はとにかくスピードを生かして接近を試みる。

するとフェンネルの攻撃がおそってくる。

 一生「当たるわけないし。」

フェンネル使いの俺が、フェンネルの攻撃をかわせない訳がない。

 一生「って、危ない!」

俺はぎりぎりのところでかわした。

なんだ?

フェンネルの攻撃タイミングに合わせて、巧くかわしたと思ったけど。

そうこう考えている間に、今度はライフルの攻撃。

これはわかっていなければ、やばかった。

流石にドリームに勝ったと言っているだけはある。

てかなんだ?

フェンネルの攻撃を、かわすので精一杯だ。

しかもかわしたところでライフルの攻撃。

普通の奴なら完全にやられている。

フェンネル使いの俺でも追いつめられているのだから。

ん?フェンネルじゃない?

いや、フェンネルだけど・・・

そうか、このフェンネルの設定。

最初から射線をずらしてやがる。

かわしやすい方向に・・・

そして発射タイミングは、完全にプレイヤだ。

なるほどねぇ。

かわしやすいタイミングで発射して、楽勝でかわせると思ったところにビームが向かってくる。

此処で当てられる、または驚いて動きが止まったところを、ライフルで狙い撃ちか。

うまく考えられた作戦だ。

しかしわかってしまえば、俺には通用しない。

ほとんどのプレイヤには通用するだろうけど。

俺はフェンネルの攻撃の射線をしっかりと把握した後、今度はかわさない。

じぇにぃの攻撃は、はっきり言って完璧な精度の攻撃だ。

だから逆に見切られると、簡単にかわせるんだよね。

 じぇにぃ「ぇぇーー!!」

ははは、驚いてるな。

楽勝でかわして、ライフルを使うタイミングを与えない。

こうなれば一気に接近だ。

 一生「って、なんだぁ!!」

フェンネルの設定を変えてきやがった。

当然か。

当たらない攻撃が当たらないなら、当たる攻撃で当てるってね。

でも、これならいつもと同じ。

さあ、接近したぞ、どうするじぇにぃちゃん。

って蹴りぃ?!

そしてライフルの先の槍か。

俺は後ろに跳んでかわす。

やべ、ライフル撃てるじゃん。

直後爆発音が鳴り響いた。

 じぇにぃ「やったぁ!」

 一生「残念でした。」

俺は後ろから軽くビームソードでぷりちぃを斬りつけた。

 アライヴ「俺の勝ちだ。」

 じぇにぃ「あれぇ?ひとがたみぃにぃ!!」

 アライヴ「そゆこと。」

さきほどの爆発は、ブロンディ、つまり人型ミニにあたって爆発したものだ。

さっきの瞬間、俺はとっさにブロンディを起動。

その場に残して、軽くなった機体で、高速でぷりちぃの後ろに回り込んだわけ。

爆発したから視界にもとらえられなかったし、とっさの作戦としてはなかなかのものだろう。

実戦だったらブロンディを無駄に無くすところだけれど、まあテストバトルだし、大丈夫だ。

 じぇにぃ「うっそぉーーー!!はつたぃせんではじめてまけたぁーー!!やーーん!!」

・・・

聞いたところによると、ドリームに勝ったのは、初対戦の時だけだったそうだ。

そして他とも、初対戦者には負けたことが無かったらしい。

でも2戦目以降は、戦術がばれると強い相手には勝てなくなるそうだ。

まあ俺だって、先日一緒に戦って、戦い方を見ていなければ、負けていただろう。

だから強い事にかわりはないんだけど・・・

やはり共闘が向いているし、もう少しバリエーションが有れば、きっともっと強くなる。

 アライヴ「じぇにぃちゃん、君はステキだ。ドリームとカズミン、俺達なら勝てるかもしれないよ。」

 じぇにぃ「ふぇ?ぇーと、プロポーズ?」

 アライヴ「なんでやねん!!」

 じぇにぃ「だってぁのふたり、ふぅふだしぃ~」

 アライヴ「そなんだ。」

まあそんな感じで、俺達は打倒ドリーム、打倒カズミンを誓いあうのだった。

どんな感じやねんw

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