歌詞詰め合わせ ~その1~
微妙にグロ注意。
一体何が変わってしまったんだ?
いつもの世界が無音に崩れてゆく
音のない崩壊は誰にも気づかれず
ただ被害者の嘆きが闇に響くだけ
満身創痍の身体 息を吸い込んで
走り抜けるのは 所在不明な楽園
だからそっとして 終わる声は囁く
一体何が終わってしまったんだ?
僕の身体は週末の世界に溶けてゆく
音のない崩壊は誰も気づくことなく
僕らの知らぬ間に完結していた
満身創痍の身体 息を吸い込んで
戦いましょうよ 終わりの世界に
だからそっとして 楽園の主は囁く
満身創痍の身体 息を吸い込んで
走り抜けるのは
僕らの抜け殻
だからそっとして 僕らは取り残される
猫は死ぬとき一人になる
あたしも一人で死ねたらいいんだけど
あなたは許してくれる?
力の抜けた四肢を動かし
感覚を失った手を切り落として
それでもまだ生きろっていうの?
恥晒すなら死じゃえばいい
消えたいなら死じゃえばいい
十年したら誰もが忘れる
脱落者のことなんて、さ
猫は死ぬとき一人になる
あたしは一人で死ねるかなぁ?
あなたは許してくれる?
街灯りが寂しく見えて
真夏の太陽が憎らしく映って
それでもまだ生きろっていうの?
恥晒すなら死じゃえばいい
消えたいなら死じゃえばいい
十年したら消えてるよ
脱落者のことなんて、さ
苦しいなら死じゃえばいい
消えたいなら死じゃえばいい
胸が締め付けられて
真冬の景色が美しく見えて
"それでも"
百年したら覚えてくれる?
あなたを愛してたあたしのことなんて、さ
肉を裂いて 血を絞り出す
その行為だけが 傷ついた私を癒す方法
大した理由があるわけじゃない
ただ、胸の下部が痛んだだけで
悲しいコト
嬉しいコト
美しいコト
醜いコト
全て無意味に聞えて
虚しく耳に響く
肉を裂いて 皮膚をあぶり出す
朱肉に囲まれた 白い断層を見つめて
私はこの先も生きていくのだろう
ただ、生きているだけの存在で
悲しいコト
嬉しいコト
美しいコト
楽しいコト
全て無意味に聞えて
悲しいコト
嬉しいコト
醜いコト
醜いコト
全て捨ててしまった
虚しく耳に響く
「だから生きろというのですか。僕はたくさん苦しんできたのに、まだ苦しめというのですか。もがいて焦って傷ついて、死んだ方が僕にとっては幸せなのにそれでも生きろというのですか
くだらないあなたの倫理に縛られたくない。僕には僕の価値観があるわけで、その価値観の指示の中じゃ死ぬことが第一の前提なわけで、絶対命令なわけで。なのにあなた達のくだらない価値観に縛られて、僕は拘束された人生を送れというのですか。結局はあなた達は、死者が近くに存在している事に恐れているからなんじゃないですか」
全て捨ててしまった
虚しく耳に響く
全て終わりにしてしまった
笑った声が響く
自殺のススメ
違和感のない怠惰な日常
歪みを見つけるなら
君の隣にぶら下がる首吊り死体
ゆらり、ゆらり
ほらほら死体が君を見ているよ
ゆらり、ゆらり
それなのに君は無視できるの?
死ぬなら首吊りでしょ
服毒じゃ確率が低いし汚いし
リストカットじゃ死ねるわけない
日常にさよならしようか
傷のない、ピュアな君に
世界にバイバイしようか
知らんぷりする、君へ
違和感の消えた歪んだ日常
歪みを矯正するなら
その怯えた表情は一体なんだい
ゆらり、ゆらり
ほらほーら死体が君にキスしたよ
ゆらり、ゆらり
なのにまだ君は無視できるの?
死ぬなら飛び降りでしょ
迷惑かかるけど死人に関係ないし
死ぬなら確実な方法を選ぼうよ
現実にさよならしようか
無知で、優しい君に
世界に別れを告げようか
目を逸らし続ける、君へ
セピア色の十一月
古びた公園の
錆びれたブランコ
赤い靴履いてた子どもに
帰るべき家はない
いつか迎えに来てくれるのかな
そう、口に出してみて
枯渇した涙腺を動かしてみる
少女は
顔も知らない両親を待って
十一月に置き去りにされた
へその緒のついた赤ん坊
泣き声受け止める
母の姿は夜の街に消える
凩吹く冬の公園に子どもは
一人置き去りにされた
いつか迎えに来てくれるのかな
そう、流した涙は
誰にも受け止めてもらえない
赤ん坊は
見たこともない両親を待って
十一月に置き去りにされた
歌詞っていうか、歌詞っぽい詩ですね。